2015年3月26日 （仮訳）キツネノカラカサ属および類縁属の稀産種 Gierczyk, B. et al., 2011. Rare species of Lepiota and related genera. Acta Mycologica. Available at: http://agro.icm.edu.pl/agro/element/bwmeta1.element.agro-0b2a95e7-31dc-44f5-951a-200fa16bf155 [Accessed March 26, 2015]. 【R3-01676】2015/03/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ ポーランドにおいて採集されたキツネノカラカサ属など7属の計47分類群を掲載した。 そのうちCystolepiota fumosifoliaなど18分類群がポーランド新産種であり、数か所のみからしか知られていなかった種も多く含まれた。 記載文、顕微鏡的形質のスケッチ、採集地、分布、生息環境などに関する情報を掲載した。 （その他掲載種） Cystolepiota adulterina (F.H. Møller) Bon （その他掲載種） Cystolepiota bucknallii (Berk. & Broome) Singer & Clémençon （その他掲載種） Cystolepiota hetieri (Boud.) Singer コナカラカサタケ （ポーランド新産種） Cystolepiota fumosifolia (Murrill) Vellinga （ポーランド新産種） Cystolepiota moelleri Knudsen 【よく似た種との区別】 Echinoderma pseudoasperula 肉眼的形態が類似している（誤同定のおそれがある） 本種と異なり担子胞子がデキストリノイド 本種と異なり縁シスチジアを欠く Echinoderma spp. 肉眼的形態が類似している 本種と異なり担子胞子が非デキストリノイドではなくデキストリノイド 本種とシスチジアの形態が異なる （ポーランド新産種） Cystolepiota petasiformis (Murrill) Vellinga 【よく似た種との区別】 Cystolepiota sistrata 本種より子実体のサイズが顕著に小さい 本種ほど子実体がしっかりとしていない （その他掲載種） Lepiota calcicola Knudsen ※論文中ではEchinoderma calcicola (Knudsen) Bonの学名が用いられている。 （その他掲載種） Lepiota carinii Bres. ※論文中ではEchinoderma carinii (Bres.) Bonの学名が用いられ、かつポーランド新産種として報告されている。 （その他掲載種） Lepiota perplexa Knudsen ※論文中ではEchinoderma perplexa Knudsenの学名が用いられている。 （ポーランド新産種） Echinoderma pseudoasperula (Knudsen) Bon 【よく似た種との区別】 Cystolepiota moelleri 肉眼的形態が類似している（誤同定のおそれがある） 本種と異なり担子胞子がデキストリノイドでない 本種と異なり縁シスチジアを有する （ポーランド新産種） Lepiota angustispora (Migl. & Bizzi) Hauskn. & Pidlich-Aigner 【よく似た種との区別】 Lepiota erminea 子実体の形態が類似している 本種より子実体がしっかりとしている （ポーランド新産種） Lepiota apatelia Vellinga & Huijser 【よく似た種との区別】 Lepiota cristata 肉眼的形態が類似している 傘の形態が非常に類似している Lepiota cristatoides 肉眼的形態が類似している （その他掲載種） Lepiota boudieri Bres. （その他掲載種） Lepiota brunneoincarnata Chodat & C. Martin （ポーランド新産種） Lepiota ?cingulum Kelderman （ポーランド新産種） Lepiota aff. cortinarius var. audreae D.A. Reid （ポーランド新産種） Lepiota cristata var. felinoides Bon 【よく似た種との区別】 Lepiota cristata 顕微鏡的形質が一致する 本変種より傘表面の小鱗片のサイズが小さい 本変種より傘表面の小鱗片が明色 本変種と異なり傘表面の小鱗片が放射状に配列しない （その他掲載種） Lepiota echinella Quél. & G.E. Bernard （その他掲載種） Lepiota erminea (Fr.) P. Kumm. 【よく似た種との区別】 Lepiota angustispora 子実体の形態が類似している 本種ほど子実体がしっかりとしていない （その他掲載種） Lepiota felina (Pers.) P. Karst. （ポーランド新産種） Lepiota forquignonii Quél. （その他掲載種） Lepiota fuscovinacea J.E. Lange & F.H. Møller クロワタカラカサタケ （その他掲載種） Lepiota griseovirens Maire （その他掲載種） Lepiota ignivolvata Bousset & Joss. ex Joss. アシブトワタカラカサタケ （その他掲載種） Lepiota lilacea Bres. （その他掲載種） Lepiota ochraceofulva P.D. Orton （その他掲載種） Lepiota oreadiformis Velen. （その他掲載種） Lepiota parvannulata (Lasch) Gillet （その他掲載種） Lepiota pseudolilacea Huijsman （ポーランド新産種） Lepiota rubella Bres. （その他掲載種） Lepiota subalba Kühner ex P.D. Orton （その他掲載種） Lepiota subincarnata J.E. Lange （その他掲載種） Lepiota magnispora Murrill コゲチャワタカラカサタケ ※論文中ではLepiota ventriosospora D.A. Reid var. ventriososporaの学名が用いられている。 （その他掲載種） Leucoagaricus americanus (Peck) Vellinga ツブカラカサタケ （ポーランド新産種） Leucoagaricus cinerascens (Quél.) Bon & Boiffard 【よく似た種との区別】 Leucoagaricus leucothites（シロカラカサタケ） 形態的に類似している（同種と見なされることもある） 本種と異なり子実体が灰色または褐色でない 本種と異なり傘表皮を独特の菌糸からなる構造が覆うという特徴を欠く （ポーランド新産種） Leucoagaricus ionidicolor Bellù & Lanzoni （その他掲載種） Leucoagaricus sericifer (Locq.) Vellinga ※論文中ではLeucoagaricus sericifer (Locq.) Vellinga f. sericatellus (Malençon.) Vellingaの学名が用いられており、かつ新産種として報告されている。 （その他掲載種） Leucocoprinus cepistipes (Sowerby) Pat. キヌカラカサタケ （その他掲載種） Macrolepiota excoriata (Schaeff.) M.M. Moser （ポーランド新産種） Macrolepiota heimii (Locq.) Bon 【よく似た種との区別】 Leucoagaricus leucothites（シロカラカサタケ） 子実体の形態が非常に類似している 傘が白色 傘が無毛 本種と異なり子実層にクランプを有する 本種より担子器のサイズが大きい 本種より担子胞子のサイズが大きい （その他掲載種） Macrolepiota mastoidea (Fr.) Singer シロエノカラカサタケ ※論文中ではMacrolepiota konradii (P.D. Orton) M.M. Moserの学名が用いられている。 （その他掲載種） Leucoagaricus nympharum (Kalchbr.) Bon ※論文中ではMacrolepiota nympharum (Kalchbr.) Wasserの学名が用いられている。 （その他掲載種） Macrolepiota permixta (Barla) Pacioni ※論文中ではMacrolepiota procera (Scop.) Singer f. permixta (Barla) Vizzini & Contuの学名が用いられている。 【よく似た種との区別】 Macrolepiota procera（カラカサタケ） 形態的にほぼ同一 本種と異なり傘の小鱗片が赤褐色ではなくより明色 本種と異なり肉に赤変性を欠く （その他掲載種） Macrolepiota rhacodes var. bohemica (Wichanský) Bellù & Lanzoni 【よく似た種との区別】 Macrolepiota venenata 本種と異なり傘表面に放射状の構造を有する 本種とつばの構造が異なる 本種と担子胞子の形状が異なる 本種と異なりクランプを欠く （その他掲載種） Macrolepiota fuliginosa (Barla) Bon ※論文中ではMacrolepiota rhodosperma (P.D. Orton) Migl. var. rhodospermaの学名が用いられ、かつポーランド新産種として報告されている。 【よく似た種との区別】 Macrolepiota procera（カラカサタケ） 子実体の形態が類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁（先行研究） （ポーランド新産種） Macrolepiota venenata Bon 【よく似た種との区別】 Macrolepiota rhacodes var. bohemica 本種と異なり傘表面に放射状の構造を欠く 本種とつばの構造が異なる 本種と担子胞子の形状が異なる 本種と異なりクランプを有する （その他掲載種） Melanophyllum eyrei (Massee) Singer ミドリヒダカラカサタケ