(仮訳)インド、西ガーツ地方産のトウを宿主とする未記載のエンドファイトの不完全糸状菌、Rattania setulifera
Prabhugaonkar, A. & Bhat, DJ., 2009. Rattania setulifera, an undescribed endophytic hyphomycete on rattans from Western Ghats, India. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2009/00000108/00000001/art00029 [Accessed January 15, 2017].
【R3-03664】2017/01/16投稿

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3行まとめ

インドにおいてCalamus thwaitesiiの葉のエンドファイトとして分離された菌を検討し、新属新種Rattania setuliferaとして記載した。
本種はスポロドキアに剛毛を有し、分生子柄が分枝し、分生子が紡錘形で屈曲し、多隔壁を有し、表面に粘性があり、両端に小剛毛を有することなどで特徴づけられた。
本種に類似するスポロドキアや分生子を形成する属はあるが、本属と同様の形質の組み合わせを有する属は他になかった。
Dhoodhsagar, Goa, India

(新種)

Rattania setulifera Prabhugaonkar & Bhat
語源…(属名)宿主のラタンより/(種小名)小剛毛を有する
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Fumagopsis spp.
スポロドキアを形成する
剛毛を有する
分生子形成様式が全出芽型
分生子形成細胞が個々分離する
本種と異なり分生子鎖を形成する
本種と異なり分生子形成細胞が類円筒形
本種と異なり分生子が紡錘形ではなく3放射状
本種と異なり分生子に小剛毛を欠く
Hyphodiscosia spp.
分生子の両端に小剛毛を有する
本種と異なりスポロドキアを欠く
本種と異なり剛毛を欠く
本種と異なり分生子形成様式が単出芽型ではなく多出芽型
本種と異なり分生子の先端が尖るのではなく丸い
Mycocentrospora spp.
本種と異なりスポロドキアを欠く
本種と異なり剛毛を欠く
本種と異なり分生子柄が束状
本種と異なり分生子形成様式が単出芽型ではなく多出芽型
本種と異なり分生子が無色ではなく無色で幅広い細胞が淡褐色
本種と異なり分生子が紡錘状ではなく倒棍棒形
本種と異なり分生子の両端に小剛毛を有するのではなく基部側面に付属糸を有する
Megalodochium spp.
スポロドキアを形成する
分生子形成様式が全出芽型
本種と異なり剛毛を欠く
本種と異なり分生子が無色ではなく暗褐色
本種と異なり分生子が紡錘状ではなく楕円形で時に扁平
本種と異なり分生子に小剛毛を欠く
本種と異なり分生子表面が密な小刺状
本種と異なり分生子の隔壁数が0-3ではなく0
Minimidochium spp.
“stromatic base”を有する
スポロドキアを形成する
剛毛を有する
分生子が紡錘形
分生子に小剛毛を有する
本種と異なり分生子形成細胞が顕著なカラレットを有するフィアライド状
本種と異なり分生子末端が先端が尖り、基部が截断状なのではなく両端が丸い
本種と異なり分生子の隔壁数が0-3ではなく0
Chaetopatella spp.
分生子に小剛毛を有する
本種と異なりスポロドキアではなく分生子殻を形成する
Shanoria spp.
分生子に小剛毛を有する
本種と異なりスポロドキアではなく分生子殻を形成する
Heteropatella spp.
分生子に小剛毛を有する
本種と異なりスポロドキアではなく分生子殻を形成する