2014年4月16日 (仮訳)Corallomycetella属の改訂およびC. jatrophaeに対する新属Corallonectriaの提唱 Herrera. CS., et al., 2013., Revision of the genus Corallomycetella with Corallonectria gen. nov. for C. jatrophae (Nectriaceae, Hypocreales). Mycosystema…. Available at: http://www.mycology.umd.edu/PDFs/Corallomycetella.pdf [Accessed April 15, 2014]. 【R3-00609】2014/04/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Corallomycetella属の分類学的再検討を行い、天然および培養下で根状菌糸束を形成する赤いネクトリオイドの菌を含む属として再定義した。 分子系統解析の結果、広義のC. repensのうちアジア産の標本に本種の学名を、アフリカ・アメリカ産の標本にC. elegansの学名をあてた。 また、C. jatrophaeが広義のNeonectria属菌に近縁であることを示し、新属Corallonectriaに本種を含めた。 French Guiana, Région de Saül, Layon des Eaux Claires (新組み合わせ) Corallomycetella elegans (Berk. & M.A. Curtis) C. Herrera & P. Chaverri 旧名:Corallomyces elegans Berk. & M.A. Curtis ※本種のエピタイプを指定した。 【よく似た種との区別】 Corallomycetella repens 形態的には区別できないほど類似している Corallomycetella repensと種複合体を形成する 本種と異なり西半球およびアフリカの熱帯ではなく中国からスリランカにかけてのアジアに分布する 本種よりPDA培地で形成されるシンネマが短く、2500 μmではなく600 μmにとどまる 本種と異なりPDA培地で形成されるシンネマが円筒形有柄ではなくクッション形(ただし、菌株を維持している間にシンネマがクッション形に変化した可能性もあるとされた) ITS+mcm7+tubおよびact、ITS、mcm7、tubの各遺伝子に基づく分子系統解析で明瞭に区別される act、ITS、mcm7、tubに基づくハプロタイプネットワークで区別される (その他掲載種) Corallomycetella repens (Berk. & Broome) Rossman & Samuels 【よく似た種との区別】 Corallomycetella elegans 形態的には区別できないほど類似している 種複合体を形成する 本種と異なり中国からスリランカにかけてのアジアではなく西半球とアフリカの熱帯に分布する 本種よりPDA培地で形成されるシンネマが長く、600 μmではなく2500 μmに達する 本種と異なりPDA培地で形成されるシンネマがクッション形ではなく円筒形で柄を持つ(ただし、菌株を維持している間に本種のシンネマがクッション形に変化した可能性もあるとされた) ITS+mcm7+tubおよびact、ITS、mcm7、tubの各遺伝子に基づく分子系統解析で明瞭に区別される act、ITS、mcm7、tubに基づくハプロタイプネットワークで区別される Puerto Rico, Cordillera Central, Guavate Picnic Area, off Rte. 184 (新組み合わせ) Corallonectria jatrophae (A. Moller) C. Herrera & P. Chaverri 旧名:Corallomyces jatrophae A. Moller ※本種のレクトタイプおよびエピタイプを指定した。