2020年4月4日 (仮訳)Rhodocybe formosa:新規標本、分子データおよびシノニム、新組み合わせRhodocybe griseonigrella Vizzini, A. 2016. Rhodocybe formosa (Agaricales, Entolomataceae): new collections, molecular data and synonymy, and Rhodocybe griseonigrella comb. nov. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.255.1.3 [Accessed April 4, 2020] 【R3-07196】2020/4/4投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 従来スペインのみから知られていたRhodocybe formosaをイタリアから報告した。 また、R. minutisporaが本種と同種であることを確かめたほか、Clitopilus griseonigrellusをRhodocybe属に移した。 ヨーロッパ産のRhodocybe属Rhodocybe節の種を含む検索表を掲載した。 (イタリア新産種) Rhodocybe formosa Vila, Contu, F. Caballero & A. Ortega 【よく似た種との区別】 Rhodocybe griseonigrella スペインに分布する 担子胞子のQ値の範囲が重なる 傘表皮が円筒形の菌糸のみからなる ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より傘のサイズが小さい 本種と異なり襞が中程度に密なのではなくかなり疎 本種と異なり襞が灰色~褐色ではなく暗灰色 本種と異なり肉が傷ついても変色しないのではなく暗色または黒色に変色する 本種より担子胞子のサイズが大きい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Rhodocybe brunnea ヨーロッパに分布する 偽シスチジアに明色小粒状の内容物を含む 偽シスチジアに稀に1隔壁を有する 本種と異なり傘が灰色を帯びない 本種と異なり傘表面が白粉に覆われない 本種より担子胞子が長い 本種と異なり担子胞子の形状が細長い 本種と異なり担子胞子表面が僅かに小膿胞状である 本種と異なり偽シスチジアが主に瓶形 本種と異なり偽シスチジアの小粒状内容物が強いデキストリノイドではなく弱いデキストリノイド 本種と異なり凝血状菌糸を欠く (新組み合わせ) Rhodocybe griseonigrella (Vila, Contu, F. Caball. & Ribes) Vizzini, Vila, Picillo & Contu 旧名:Clitopilus griseonigrellus Vila, Contu, F. Caball. & Ribes 【よく似た種との区別】 Rhodocybe formosa スペインに分布する 担子胞子のQ値の範囲が重なる 傘表皮が円筒形の菌糸のみからなる ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より傘のサイズが大きい 本種と異なり襞がかなり疎なのではなく中程度に密 本種と異なり襞が暗灰色ではなく灰色~褐色 本種と異なり肉が暗色または黒色に変色するのではなく傷ついても変色しない 本種より担子胞子のサイズが小さい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される