(仮訳)ハキリアリの一種、Acromyrmex lundiiのごみ捨て場から分離された担子菌酵母の新種、Rhodosporidiobolus geoffroeae
Masiulionis, VE. & Pagnocca, FC. 2017. Rhodosporidiobolus geoffroeae sp. nov., a basidiomycetous yeast isolated from the waste deposit of the attine ant Acromyrmex lundii. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://doi.org/10.1099/ijsem.0.001738 [Accessed August 4, 2018].
【R3-05368】2018/8/4投稿

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3行まとめ

アルゼンチン、サンタフェ州においてハキリアリの一種の巣外ごみ捨て場から39コロニーの酵母を分離した。
そのうち担子菌酵母の一種を検討し、Rhodosporidiobolus geoffroeaeとして新種記載した。
D1/D2領域に基づく分子系統解析の結果、本種はRhodosporidiobolus属の数種に近縁であったが、炭素源資化能などの生理学的形質が異なっていた。
Santurce, Santa Fe province, Argentina

(新種)

Rhodosporidiobolus geoffroeae Pagnocca & Masiulionis
語源…Geoffroea属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Rhodosporidiobolus lusitaniae
ビタミン要求性を欠く
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりサリシン、コハク酸、クエン酸、エチルアミンを資化可能
本種と異なり水溶性デンプン、L-アラビノースを資化不能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Rhodosporidiobolus colostri
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスクロース、マルトース、セロビオース、サリシン、コハク酸、クエン酸を資化可能
本種と異なり水溶性デンプン、L-ソルボース、L-アラビノース、ガラクチトール、サッカラートを資化不能
本種と異なりビタミン要求性を有する
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Rhodosporidiobolus poonsookiae
ビタミン要求性を欠く
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりメレジトース、サリシン、コハク酸、クエン酸、エチルアミンを資化可能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Rhodosporidiobolus ruineniae
ビタミン要求性を欠く
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスクロース、マルトース、メレジトース、セロビオース、サリシン、コハク酸、クエン酸を資化可能
本種と異なり水溶性デンプンを資化不能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される