(仮訳)北極圏の土壌から分離された担子菌酵母の新種、Rhodotorula arctica
Vishniac, HS. & Takashima, M., 2010. Rhodotorula arctica sp. nov., a basidiomycetous yeast from Arctic soil. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: http://ijs.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijs.0.014910-0 [Accessed March 7, 2017].
【R3-03818】2017/03/08投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

ロシア、チュクチ自治管区において土壌から分離された担子菌酵母の一種を検討し、Rhodotorula arcticaとして新種記載した。
本種は分子系統解析でBensingtonia yamatoanaに近縁であったが、資化試験やチアミン要求性で区別された。
本種の1菌株がL-アルギニンまたはL-シトルリンを唯一の窒素源として利用可能であるという特異な性質を有していた。
Providenya, Russian Far East

(新種)

Rhodotorula arctica Vishniac & Takash.
語源…北極の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Bensingtonia yamatoana
ITSおよびD1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりマルトースおよびキナ酸を資化可能
本種と異なりチアミン要求性を欠く
ITSおよびD1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(ITSに9塩基、D1/D2に4塩基の差異)