2019年3月27日 (仮訳)Rinodina degeliana:ポーランド産の見過ごされてきた樹皮生地衣 Kubiak, D. 2010. Rinodina degeliana: a corticolous lichen species overlooked in Poland. Acta Mycologica. Available at: https://pbsociety.org.pl/journals/index.php/am/article/view/am.2010.013 [Accessed March 27, 2019] 【R3-06072】2019/3/27投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ポーランドからRinodina degelianaの新規採集地を報告した。 本種はほとんどの場合広葉樹の樹皮から報告されていたが、本報告は本種が材に発生した初報告となった。 本種とそれに一見よく似た種を含む地衣体、粉芽塊、化学成分の比較表を掲載した。 (その他掲載種) Rinodina degeliana Coppins 【よく似た種との区別】 Rinodina griseosoralifera C陰性である 地衣成分としてアトラノリンおよびゼオリンを含む 本種と異なり地衣体が帯白灰色~帯緑灰色ではなく鈍い帯緑白色、淡灰色~帯灰褐色 本種と異なり地衣体が痂状~類鱗片状ではなく痂状 本種より地衣体の小区画のサイズが小さい 本種と異なり地衣体の小区画が扁平ではなく扁平~いくぶん凸形 本種と異なりK+黄色ではなくK陰性で有色の粉芽の露出した部分はK+褐色 本種と異なりPD+黄色ではなくPD陰性またはいくぶん微かな黄色 本種と異なり初生菌糸が明瞭でないのではなく小区画周囲に不明瞭に見られる 本種と異なりKに対する反応が強くない 本種と異なり粉芽塊が純白~帯白灰色ではなく類白色~青灰色 本種と異なり粉芽塊がしばしばいくぶん唇形なのではなく円形、扁平~凸形 本種と異なりPDに対する反応が通常弱い 本種よりも地衣成分としてアトラノリンの濃度が低い Rinodina efflorescens 同所的に分布する(ポーランド) 同時に発生することがある C陰性である 地衣成分としてゼオリンを含む 本種と異なり地衣体が帯白灰色~帯緑灰色ではなく淡い帯褐色 本種と異なり地衣体が痂状~類鱗片状ではなく痂状 本種より地衣体の小区画のサイズが小さい 本種と異なりK+黄色ではなくK陰性 本種と異なりPD+黄色ではなくPD+橙赤色 本種と異なり初生菌糸が明瞭でないのではなく時に小区画の間に見られる 本種と異なり粉芽塊を小区画の下面に生じることがない 本種と異なり粉芽塊が純白~帯白灰色ではなく類白色、帯緑色~帯黄色でしばしば褐色を帯びる 本種と異なり粉芽塊がしばしばいくぶん唇形なのではなく扁平~凸形 本種と異なり地衣成分としてパンナリンなどを含む Buellia griseovirens PD+黄色である 地衣成分としてアトラノリンを含む 本種と異なり地衣体が帯白灰色~帯緑灰色ではなく帯灰黄色~灰色 本種と異なり地衣体が痂状~類鱗片状ではなく痂状 本種と異なり地衣体がいくぶん連続的 本種と異なりC陰性ではなくC陰性またはC+微かな黄色 本種と異なりK+黄色ではなくK+帯黄赤色 本種と異なり初生菌糸が明瞭でないのではなく通常明瞭 本種と異なり粉芽塊が純白~帯白灰色ではなく帯黄色、帯灰色、または帯青色 本種と異なり粉芽塊がしばしばいくぶん唇形なのではなく類円形、凸形、扁平または裂け目状 本種と異なり地衣成分としてノルスチクチン酸、スチクチン酸複合体などを含む Lepraria spp. 形態的に類似している(本種の粉芽が豊富な標本が類似することがある) 本種と異なりPD+黄色でない