2019年11月18日 (仮訳)中国亜熱帯地域産の新種、Ripartitella brunnea Zhang, M. et al., 2019. Ripartitella brunnea, a new species from subtropical China. Phytotaxa. https://biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.387.3.6 [Accessed November 18, 2019] 【R3-06781】2019/11/18投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国湖南省、江西省、および浙江省の亜熱帯地域で採集された菌を検討し、Ripartitella brunneaとして新種記載した。 本種は傘が淡褐色~紫褐色で暗褐色の小鱗片に覆われ、襞が白色で密、担子胞子が小刺状、側シスチジアが瓶形で頂部に帯黄色の結晶を伴うことなどで特徴づけられた。 Ripartitella属の検索表を掲載した。 中国湖南省湘西トゥチャ族ミャオ族自治州永順県小渓国家級自然保護区 (新種) Ripartitella brunnea Ming Zhang, T.H. Li & T.Z. Wei 語源…褐色の(傘の色から) 【よく似た種との区別】 Ripartitella brasiliensis(ニセキツネノカラカサ) 中国に分布する 子実体が群生する 傘表面に褐色小型の小鱗片を伴う 担子胞子のサイズの範囲が重なる ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりブラジルにおける分布が知られている 本種より子実体のサイズが小さい 本種と異なり傘が淡褐色~紫褐色ではなく白色 本種より担子胞子のQ値が大きい 本種と異なり担子胞子が類球形~楕円形ではなく楕円形~長形 本種より担子胞子が僅かに厚壁 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ripartitella alba ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりブラジルにおける分布が知られている 本種と異なり子実体が群生ではなく単生する 本種より子実体のサイズが小さい 本種と異なり傘が淡褐色~紫褐色ではなく白色~帯黄色 本種と異なり傘表面に小鱗片を伴うのではなく微細な羊毛状~綿毛状 本種より担子胞子のサイズが小さい ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cercopemyces ponderosus ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なりシスチジアを欠く ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cystoderma cinnabarinum 子実体の外観が類似している 子実体の色が類似している ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり担子胞子表面が小刺状ではなく平滑 本種と異なりシスチジアを欠く ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される