(仮訳)全北区産の地衣生菌の新種、Roselliniella stereocaulorum
Zhurbenko, MP., Kukwa, M. & Oset, M. 2009. Roselliniella stereocaulorum (Sordariales, Ascomycota), a new lichenicolous fungus from the Holarctic. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2009/00000109/00000001/art00044 [Accessed January 30, 2018].
【R3-04809】2018/1/31投稿

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3行まとめ

ポーランド、ロシア、アラスカにおいてキゴケ属地衣に生じた菌を検討し、Roselliniella stereocaulorumとして新種記載した。
本種は子嚢が主に4胞子性であることなどで特徴づけられた。
キゴケ属地衣からのRoselliniella属菌の報告は初となった。
USA, Alaska, Great Kobuk Sand Dunes, Ahnewetut Creek

(新種)

Roselliniella stereocaulorum Zhurb.
語源…キゴケ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Roselliniella cladoniae
本種と異なりキゴケ属ではなくハナゴケ属地衣を宿主とする
本種より子嚢殻のサイズが大きい
本種と異なり子嚢が4胞子性ではなく(1–)2–8胞子性
本種より子嚢胞子が長い
本種と異なり子嚢胞子表面が平滑ではなくしばしば”microguttulate”
本種と異なり子嚢胞子に隔壁を有することがある
Roselliniella nephromatis
子嚢が典型的には4胞子性
本種と異なりキゴケ属ではなくウラミゴケ属地衣を宿主とする
本種より子嚢殻のサイズが大きい
本種より子嚢胞子の幅が狭い
本種より子嚢胞子の形状が僅かに細長い
本種と異なり子嚢胞子表面が平滑ではなく”microguttulate”
Roselliniella stictae
子嚢が典型的には4胞子性
本種と異なりキゴケ属ではなくヨロイゴケ属地衣を宿主とする
本種より子嚢胞子のサイズがずっと小さい