2013年12月14日 (仮訳)中国北東部産の新種Russula changbaiensis Li, G. et al., 2013. Russula changbaiensis sp. nov. from northeast China. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2013/00000124/00000001/art00030 [Accessed December 13, 2013]. 【R3-00131】2013/12/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国吉林省の長白山脈からRussula changbaiensisを新種記載した。 新種は細長い子実体、赤色の傘、剥がれる傘表皮、顕微鏡的形質などを基に、Tenellula亜属Rhodellinae節に置かれた。 ITS領域に基づく分子系統解析の結果、本種はTenellula亜属のクレードに含まれたが、同亜属の他種との関係は明瞭でなかった。 中国吉林省延辺朝鮮族自治州安図県和平林場 (新種) Russula changbaiensis G.J. Li & H.A. Wen 語源…長白産の 【よく似た種との区別】 Russula arpalices 本種と同じTenellula亜属Rhodellinae節に含まれる 本種と異なり肉がより強く黄変する 本種と異なり顕著なゼラニウムのような匂いがする Russula conviviales 本種と同じTenellula亜属Rhodellinae節に含まれる 本種と異なり胞子紋が淡クリーム色~クリーム色ではなく黄褐色 本種と異なり傘上表皮の末端細胞が部分的に類錐形 本種より傘シスチジアが幅広い 本種と異なり傘シスチジアに黄金色の内容物を含む Russula font-queri 本種と同じTenellula亜属Rhodellinae節に含まれる 本種と異なり傘が顕著な帯黄橙色 本種と異なり襞が顕著な帯黄橙色 本種と異なり柄が淡い赤色を帯びる 本種と異なり古くなった果実の味がする 本種より担子器が長い 本種と異なり胞子紋が淡クリーム色~クリーム色ではなく黄色 本種より側シスチジアが長い Russula impolita 本種と同じTenellula亜属Rhodellinae節に含まれる 本種と異なり傘表皮に光沢を欠く 本種と異なり果実臭がある 本種と異なり担子胞子個々の疣が繋がらず独立している 本種と異なり微細な付着物を伴う表皮シスチジアを持つ Russula melzeri 本種と同じTenellula亜属Rhodellinae節に含まれる 本種と異なり傘上表皮が下表皮由来の大小の菌糸細胞からなる 本種と異なり傘下表皮が球状細胞様の細胞からなる Russula pseudoimpolita 本種と同じTenellula亜属Rhodellinae節に含まれる 本種と異なりコナラ属と関係を持つ 本種と異なり傘表面がビロード状 本種と異なり肉に変色性がほとんどない 本種と異なり傘表皮の菌糸末端がフラスコ状 Russula puellula 本種と同じTenellula亜属Rhodellinae節に含まれる 本種と異なりブナおよびオークの落葉広葉樹林に発生する 本種より担子器が大きい 本種と異なり細長い表皮シスチジアを持つ Russula rhodella 本種と同じTenellula亜属Rhodellinae節に含まれる 本種と異なり胞子の個々の装飾が繋がらず独立している 本種と異なり胞子紋が淡クリーム色~クリーム色ではなく淡黄色~黄褐色 Russula zonatula 本種と同じTenellula亜属Rhodellinae節に含まれる 本種と異なりブナ林に発生する 本種と異なり傘が顕著に色褪せる 本種と異なり胞子の個々の装飾が繋がらず独立している 本種と異なり胞子紋が淡クリーム色~クリーム色ではなく帯黄色 本種より側シスチジアがずっと長く、90 μm以上にもなる Russula odorata 本種と同じTenellula亜属に含まれる ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Russula versicolor 本種と同じTenellula亜属に含まれる ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される