(仮訳)ヒマラヤ産ベニタケ属菌 (3):Ingratula亜属の1新種
Das, K., Sharma, JR. & Atri, NS. 2006. Russula in Himalaya 3: A new species of subgenus Ingratula. Mycotaxon. Available at: https://www.researchgate.net/publication/272686400_Russula_in_Himalaya_3_A_new_species_of_subgenus_Ingratula [Accessed June 21, 2020] 【R3-07431】2020/6/21投稿

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3行まとめ

インド、ウッタラーカンド州の温帯林で採集された菌を検討し、Russula natarajaniiとして新種記載した。
本種はコナラ属樹木と関係を持ち、傘が類白色で変色性を欠き、縁部が瘤状で、担子胞子表面に微小な疣および畝状の装飾を有することなどで特徴づけられた。
本種はR. brevipesR. delicaに野外では類似していたが、傘縁部の性状、襞や柄の形態、担子胞子の装飾などが異なっていた。
India, Uttaranchal, Pithoragarh, Dafia Dhura

(新種)

Russula natarajanii K. Das, J.R. Sharma & Atri
語源…K. Natarajan氏に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Russula brevipes
肉眼的形態が類似している
本種と異なり傘縁部が瘤状~溝線状でない
本種と異なり襞を多数有する
本種と異なり襞が典型的には垂生する
本種より柄が典型的には短い
本種と異なり子実体に辛味がある
本種より担子胞子の装飾の丈が高い
Russula delica(シロハツ)
肉眼的形態が類似している
本種と異なり傘縁部が瘤状~溝線状でない
本種と異なり襞を多数有する
本種より柄が典型的には短い
本種と異なり子実体に辛味がある
本種より担子胞子の装飾の丈が高い