(仮訳)台湾で発見されたベニタケ科腹菌の2種、新種Russula lithocarpiおよびLactarius sulphosmus
Chou, W-N. & Yang, B-H. 2022. Russula lithocarpi sp. nov. and Lactarius sulphosmus, two gasteroid species of Russulaceae (Basidiomycota) found in Taiwan. Fungal Science. Available at: http://mycology.sinica.edu.tw/TaiwanMycoSoc/FungalScience/FS37(1)045-049.pdf [Accessed January 14, 2023] 【R3-10240】2023/1/14投稿

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3行まとめ

台湾においてマテバシイ属の樹下に発生した腹菌の一種を検討し、Russula lithocarpiとして新種記載した。
また、Cyclobalanopsis glaucaの根圏に見出されたLactarius sulphosmusを台湾新産種として報告した。
両種は互いに担子胞子の形態が類似していたが、乳液を滲出するかどうかなどが異なっていた。
台湾南投県蓮華池

(新種)

Russula lithocarpi W. N. Chou
語源…マテバシイ属の
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【よく似た種との区別】
Lactarius sulphosmus
台湾に分布する
同じブナ科植物を宿主とする
担子胞子の形態が類似している
本種と異なり中国における分布が知られている
本種と異なりマテバシイ属ではなくCyclobalanopsis glaucaなどの樹下に発生する
本種と異なり子実体を切断すると乳液を滲出する
Russula candidissima
本種と異なり子実体が被実性~部分的に半被実性である
本種と異なり柄を欠くのではなく有する

(台湾新産種)

Lactarius sulphosmus G.J. Li & R.L. Zhao
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【よく似た種との区別】
Russula lithocarpi
台湾に分布する
同じブナ科植物を宿主とする
担子胞子の形態が類似している
本種と異なり中国における分布が知られていない
本種と異なりCyclobalanopsis glaucaではなくマテバシイ属などの樹下に発生する
本種と異なり子実体を切断すると乳液を滲出するという特徴を欠く