2019年5月24日 (仮訳)ポーランド新産種、Russula torulosa Stasińska, M. et al., 2016. Russula torulosa (Basidiomycota: Russulales), a new record to Poland. Nova Hedwigia. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/schweiz/novh/2016/00000103/F0020001/art00011 [Accessed May 24, 2019] 【R3-06246】2019/5/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ポーランド、西ポモージェ県の海岸砂丘で採集されたRussula torulosaをポーランド新産種として報告した。 本種の記載文、生態写真、担子胞子およびシスチジアのSEM写真などを掲載した。 本種と形態的に類似する4種との形質比較表を掲載した。 (ポーランド新産種) Russula torulosa Bres. 【よく似た種との区別】 Russula cf. fuscorubra 同じマツ属植物を宿主とする 傘が赤色系~褐紫色 傘がいくぶん凸形でのちに扁平から通常内側に巻く 柄が傘より淡色 柄がいくぶん円筒形 子実体がしっかりしていて硬い 子実体のアンモニアに対する呈色反応が陰性 担子胞子のサイズが類似している 本種と異なり襞が白色~クリーム色ではなく暗黄褐色で時に帯紫色で縁取られる 本種と異なり子実体がグアヤクで青緑色に呈色するのではなく呈色しないか緩やかに呈色する 本種と異なり担子胞子の装飾が低い疣状で部分的な網目をなすのではなく、刺状で時に連結して鶏冠状をなす Russula fuscorubroides 同じマツ科植物を宿主とする 傘が赤色系~褐紫色 傘がいくぶん凸形でのちに扁平から通常内側に巻く 襞が白色~クリーム色 柄が傘より淡色 柄がいくぶん円筒形 子実体がしっかりしていて硬い 子実体のアンモニアに対する呈色反応が陰性 子実体がグアヤクで青緑色に呈色する 担子胞子のサイズが類似している 本種と異なりマツ属ではなくトウヒ属植物を宿主とする 本種と異なり傘の表皮が直径の最大1/4までではなく2/3まで剥がせる 本種と異なり胞子紋が黄褐色ではなく帯クリーム色 本種より担子胞子の装飾のサイズが大きい Russula queletii 同じマツ科植物を宿主とする 傘が赤色系~褐紫色 傘がいくぶん凸形でのちに扁平から通常内側に巻く 襞が白色~クリーム色 柄が傘より淡色 柄がいくぶん円筒形 子実体のアンモニアに対する呈色反応が陰性 子実体がグアヤクで青緑色に呈色する 担子胞子のサイズが類似している 本種と異なりマツ属ではなくトウヒ属植物を宿主とする 本種と異なり子実体がしっかりしていて硬いという特徴を欠く 本種と異なり傘の表皮が直径の最大1/4までではなく2/3まで剥がせる 本種と異なり胞子紋が黄褐色ではなく帯クリーム色 本種より担子胞子の装飾のサイズが大きい Russula sardonia 同じマツ属植物を宿主とする 傘が赤色系~褐紫色 傘がいくぶん凸形でのちに扁平から通常内側に巻く 柄が傘より淡色 柄がいくぶん円筒形 子実体がしっかりしていて硬い 子実体がグアヤクで呈色する 担子胞子のサイズが類似している 担子胞子の装飾が疣状で部分的な網目をなす 本種と異なり傘の表皮が直径の最大1/4まで剥がせるのではなく僅かに剥がれるかほとんど剥がれない 本種と異なり襞が白色~クリーム色ではなくレモン色 本種と異なり肉が切断時レモン色に変色する 本種と異なり子実体がアンモニアで呈色しないのではなく桃色、鮭肉色、赤色などに呈色する 本種より傘シスチジアの幅が狭い