(仮訳)中国産の新種、Sanghuangporus toxicodendri
Wu, S-H. et al., 2019. Sanghuangporus toxicodendri sp. nov. (Hymenochaetales, Basidiomycota) from China. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/36376/ [Accessed September 1, 2019] 【R3-06552】2019/9/3投稿

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3行まとめ

中国湖北省においてウルシ属の生木の幹に発生した菌を検討し、Sanghuangporus toxicodendriとして新種記載した。
本種は子実体が多年生で半背着生~傘状、孔口面が帯黄褐色または帯褐黄色、担子胞子が広楕円形平滑、剛毛が暗褐色便腹形であることなどで特徴づけられた。
Sanghuangporus属の検索表を掲載した。
中国湖北省神農架林区松柏鎮

(新種)

Sanghuangporus toxicodendri Sheng H. Wu, B.K. Cui & Guo Z. Jiang
語源…ウルシ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Sanghuangporus quercicola
中国に分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりウルシ属ではなくコナラ属植物などを宿主とする
本種と異なり傘縁部に帯褐黄色の領域を有する
本種より担子胞子が短い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Sanghuangporus lonicericola
中国に分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり極東ロシアにおける分布が知られている
本種と異なりウルシ属ではなくスイカズラ属植物を宿主とする
本種より剛毛のサイズが小さい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Sanghuangporus sanghuang
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりウルシ属ではなくクワ属植物を宿主とする
本種より孔口のサイズが大きい
本種より担子胞子のサイズが顕著に大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Sanghuangporus vaninii
中国に分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりウルシ属ではなくヤマナラシ属植物などを宿主とする
本種と異なり傘縁部に帯褐黄色の領域を有する
本種より孔口のサイズが大きい
本種より担子胞子のサイズが大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Sanghuangporus zonatus
中国に分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり熱帯域に分布する
本種より孔口のサイズが大きい
本種より肉が厚い
本種より剛毛が短い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される