(仮訳)サンタカタリーナ島のマングローブ (3):サビアナタケ属1新種
Baltazar, JM. et al., 2009. Santa Catarina Island mangroves 3: a new species of Fuscoporia. Mycologia. Available at: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19927751 [Accessed February 21, 2017].
【R3-03774】2017/02/21投稿

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3行まとめ

ブラジル、サンタカタリーナ島のマングローブ林で採集された材生息菌の一種を検討し、Fuscoporia bifurcataとして新種記載した。
本種は担子胞子が長く、子実層剛毛が二叉分岐するか頂部が刺状になることなどで特徴づけられた。
ブラジル南部産サビアナタケ属菌およびマングローブ林産タバコウロコタケ科菌類の検索表を掲載した。
Manguezal do Rio Tavares, Santa Catarina Island, Florianópolis, Santa Catarina, Brazil

(新種)

Fuscoporia bifurcata Baltazar, Trierveiler-Pereira, C.L. Leite & Ryvarden
語源…二叉分岐の(子実層剛毛の形状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Fuscoporia gilva
ブラジル南部に分布する
同じLaguncularia racemosaを宿主とする
子実体の肉眼的構造が類似している
子実層剛毛が便腹形
本種と異なりAvicennia germinansRhizophora mangleが宿主として知られている
本種と異なり子実体が単生するのではなく通常重生する
本種と異なり傘表面が無毛ではなく綿毛状または繊細なビロード状
本種と異なり孔口面が帯黄色ではなく通常赤色~紫色を帯びる
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり子実層剛毛が二叉分岐あるいは刺状という特徴を欠く
Fuscoporia callimorpha
ブラジル南部に分布する
同じLaguncularia racemosaを宿主とする
本種より孔口のサイズが小さい
本種より担子胞子が短い
本種と異なり子実層剛毛が便腹形ではなく錐形