(仮訳)インド、西ガーツ産の不完全糸状菌の新属Sawantomyces
Dubey, R. & Moonnambeth, NA., Sawantomyces– A New hyphomycetes genus from Western Ghats, India. Journal on New Biological Reports. Available at: http://www.researchtrend.net/jnbr/VOL 2(3) 2013/4 JNBR 2_3.pdf [Accessed September 30, 2014].
【R3-01148】2014/10/01投稿

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3行まとめ

インド、西ガーツ地域においてココヤシの苞に生じた菌を検討し、新属新種Sawantomyces indicaとして記載した。
本種はPetrakiaなどの類似した属とは分生子やその付属糸の形態などで区別された。
本種の分生子は成熟すると基部周辺に2-4隔壁を有する発芽管を形成し、これも他の類似属にない独特の形質であった。
Sawantwadi, Maharashtra

(新種)

Sawantomyces indica Dubey & Moonambeth
語源…(属名)サワントワディーの菌/(種小名)インドの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Pseudoacrodictys spp.
本種と異なり分生子柄を欠くのではなくよく発達する分生子柄を有する
本種と異なり分枝または非分枝の発芽管を形成しない
Tamhinispora spp.
形態的に類似している
分生子形成細胞が節間生で退化的
分生子に網目状隔壁を有する
分生子に付属糸を伴う
本種より分生子のサイズがずっと小さい
本種と異なり分生子がほとんどの場合倒洋梨形ではなく卵形
本種と異なり分生子の付属糸が分生子頂部の異なる部位から生じるのではなく分生子の先端から放射状に生じる
本種と分生子の付属糸の数が異なる
本種と異なり分生子の付属糸の隔壁数が0-22ではなく0-7
本種と異なり分生子の発芽が単極(基部)で起こるという特徴を欠く
本種と異なり分枝または非分枝の発芽管を形成しない
Ernakulamia spp.
形態的に類似している
分生子形成細胞が節間生で退化的
分生子に網目状隔壁を有する
分生子に付属糸を伴う
本種と異なり分生子形成様式が単出芽型ではなくモノトレト型
本種と異なり分生子の離脱が破裂性ではなく裂開性
本種と異なり分生子がほとんどの場合倒洋梨形ではなく不規則形
本種と異なり分生子の付属糸が分生子頂部ではなく上部の異なる細胞から生じる
本種と異なり分枝または非分枝の発芽管を形成しない
Pseudopetrakia spp.
本種と異なり分生子柄を欠くのではなく退化的非分枝の分生子柄を有する
本種と異なり分生子頂部に2-4つの鋭いトゲ状突起を有する
本種と異なり分枝または非分枝の発芽管を形成しない
Petrakia spp.
分生子に突起を有する
本種と異なり子座を形成する
本種と異なり分生子柄を有する
本種と異なり分枝または非分枝の発芽管を形成しない
Piricauda spp.
分生子に突起を有する
本種と異なり子座を形成する
本種と異なり分生子柄を有する
本種と異なり分枝または非分枝の発芽管を形成しない
Manoharachariella spp.
本種と異なり分生子柄を欠くのではなくよく発達する分生子柄を有する
本種と異なり分生子に頂部の付属糸を欠く
本種と異なり分枝または非分枝の発芽管を形成しない
Biconiosporium spp.
本種と異なり分生子頂部の付属糸が長いのではなく短い
本種と異なり分生子の付属糸に隔壁を欠く
本種と異なり分枝または非分枝の発芽管を形成しない