2016年12月24日 （仮訳）Scutellospora savannicola：再記載、エピタイプ指定、DNAバーコーディング、およびDentiscutata属への転属 Krüger, C., Walker, C. & Schüßler, A., 2014. Scutellospora savannicola : redescription, epitypification, DNA barcoding and transfer to Dentiscutata. Mycological Progress. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-014-1005-z [Accessed December 23, 2016]. 【R3-03596】2016/12/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ エクアドルの草地土壌から分離されたScutellospora savannicolaを対象に形態学的再検討およびDNAバーコーディングを実施した。 原記載に含まれていなかった新たな形質を含む記載文を作成し、エピタイプ標本を指定した。 また、分子系統解析の結果を基に本種をDentiscutata属に移した。 Ecuador, Zamora-Chinchipe Province, between Loja and Zamora, Reserva Biológica San Francisco （新組み合わせ） Dentiscutata savannicola (R.A. Herrera & Ferrer) C. Walker & A. Schüßler 旧名：Scutellospora savannicola (R. A. Herrera & Ferrer) C. Walker and F. E. Sanders 【よく似た種との区別】 Dentiscutata scutata 胞子の形態が類似している 胞子の壁の構造が類似している 胞子の壁がメルツァー試薬で呈色する 本種より胞子のサイズが大きい 本種と異なり胞子の形状が楕円形、広楕円形、卵状、倒卵状ではなく、より常に球形～類球形で卵状になるのは稀 本種より”germination shield”のサイズが大きい 本種より”germination shield”が暗色 本種より”germination shield”が複雑で縁部がより円鋸歯状 Dentiscutata cerradensis 胞子の形態が類似している 胞子の色が類似している 胞子の壁の構造が類似している 胞子に顕著な”germination shield”を有する nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より胞子のサイズがずっと小さい 本種と異なり胞子外壁に乳頭突起からなる装飾を有する 本種より胞子のメルツアー試薬に対する呈色反応が複雑である nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cetraspora nodosa 胞子が初め無色で成熟すると着色する 本種より胞子のサイズが小さい 本種と異なり胞子表面に丸い瘤状あるいは小円錐状の装飾を有する 本種より”germination shield”のサイズが小さい 本種より”germination shield”が淡色 本種ほど”germination shield”が複雑でない nrSSU+ITS+nrLSUおよびnrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cetraspora gilmorei 本種より胞子のサイズがずっと小さい 本種と異なり胞子が初め無色でのちに着色するのではなく無色 本種と異なり胞子の”bulbous base”が黄色～褐色ではなく淡褐色 nrSSU+ITS+nrLSUおよびnrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cetraspora pellucida 本種より胞子のサイズがずっと小さい 本種と異なり胞子が初め無色でのちに着色するのではなく無色 本種と異なり胞子の”bulbous base”が黄色～褐色ではなく無色 nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Dentiscutata heterogama nrSSU+ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 nrSSU+ITS+nrLSUおよびnrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される