2022年9月24日 (仮訳)韓国、無等山国立公園における在来の7新産種 Cho, M-S. et al., 2022. Seven Unrecorded Indigenous Fungi from Mudeungsan National Park in Korea. Mycobiology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/12298093.2022.2109269 [Accessed September 24, 2022] 【R3-09905】2022/9/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 韓国の無等山国立公園において265標本を採集した。 形態、分子、および系統解析に基づき同定を行い、7種を韓国新産種として記録した。 Physisporinus属は属レベルでも韓国から初報告となった。 (韓国新産種) Cordyceps cicadae S.Z. Shing 【よく似た種との区別】 Cordyceps qingchengensis 昆虫寄生菌である 分子系統解析で近縁 本種と異なりセミではなくカイコガなどを宿主とする 本種と異なりアナモルフが知られていない (韓国新産種) Dentocorticium bicolor (P.H.B. Talbot) Nakasone & S.H. He 【よく似た種との区別】 Dentocorticium sulphurellum(キイロコメバタケ) 子実層面が白色~黄色 担子胞子のサイズが類似している 分子系統解析で近縁 本種と異なり韓国などではなく北米のみから知られている (韓国新産種) Hymenochaete nanospora J.C. Léger 【よく似た種との区別】 Hymenochaete cana 剛毛のサイズが類似している 剛毛が帯赤褐色 分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体が鼠色~アッシュグレイである 本種と異なり皮層を欠く 本種より担子胞子のサイズが大きい (韓国新産種) Physisporinus crataegi F. Wu, Jia J. Chen & Y.C. Dai 【よく似た種との区別】 Physisporinus cinereus 分子系統解析で近縁 本種と異なり韓国における分布が知られていない 本種と異なり子実体が乾燥時脆いのではなく木質で堅い 本種と異なり傘がクリーム色ではなく帯灰色 本種と異なり傘表面が無毛ではなく繊維状 本種より孔口のサイズが大きい 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が類球形~広楕円形ではなく球形 (韓国新産種) Rigidoporus piceicola (B.K. Cui & Y.C. Dai) F. Wu, Jia J. Chen & Y.C. Dai 【よく似た種との区別】 Rigidoporus populinus 担子器が棍棒形 シスチジア頂部に結晶を伴う 分子系統解析で近縁 本種と異なり担子胞子が類球形 本種と異なり担子胞子が厚壁 本種よりシスチジアが短い Rigidoporus subpopulinus 子実体が重生する 担子胞子が楕円形 本種より担子器が短い (韓国新産種) Russula raoultii Quélet (韓国新産種) Scutellinia crinita (Bulliard) Lambotte 【よく似た種との区別】 Scutellinia scutellata(アラゲコベニチャワンタケ) 地理的分布が類似している 材生息菌である 形態形質が類似している 本種より子嚢が長い 本種より縁毛が短い