(仮訳)長白山自然保護区から見出された新種Sistotrema subconfluens
Zhou, L-W. & Qin, W-M., 2013. Sistotrema subconfluens sp. nov. (Cantharellales, Basidiomycota) from Changbaishan Nature Reserve, northeastern China. Mycoscience. Available at: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1340354012000253 [Accessed February 6, 2014].
【R3-00365】2014/02/06投稿

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3行まとめ

中国北東部の長白山自然保護区で見出された菌をSistotrema subconfluensとして新種記載した。
本種はヒメハリタケモドキと形態的に類似していたが、子実体や担子胞子のサイズ、子実層托の形態などで区別された。
LSUに基づく分子系統解析では、本種はヒメハリタケモドキとごく近縁であったが、明瞭に異なるクレードを形成した。
中国吉林省延辺朝鮮族自治州安図県長白山国家級自然保護区

(新種)

Sistotrema subconfluens L.W. Zhou
語源…ヒメハリタケモドキ (Sistotrema confluens) に似た
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Sistotrema confluens(ヒメハリタケモドキ)
形態的に類似している
地上に発生する
子実層托が管孔状
柄を持つ
LSUに基づく分子系統解析でごく近縁
本種より子実体のサイズが小さい
本種より傘直径が小さく、2 cmまでにしかならない
本種と異なり子実層托が管孔状だけでなくウスバタケ状や襞状になることもある
本種より柄が短く、1 cmまでにしかならない
本種より担子胞子が長い
LSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
ITS領域の塩基配列が明瞭に異なる(類似度96.4%)