2017年3月9日 (仮訳)ロシア、ハバロフスク地方産の特筆すべき地衣生菌類 Zhurbenko, MP. & Tugi, EW., 2013. Some noteworthy lichenicolous fungi from Khabarovsk Territory of Russia. Mycosphere. Available at: http://mycosphere.org/pdf/MC4_1_No3.pdf [Accessed March 8, 2017]. 【R3-03821】2017/03/09投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ロシア、ハバロフスク地方から8種の地衣生菌類を報告した。 そのうち北半球新産種のEndococcus pseudocyphellariaeおよびSubhysteropycnis maculiformansについて、検討結果を基に種概念を拡張した。 また、Lichenostigma maureriなど3種について新宿主を報告した。 (ハバロフスク地方新産種) Abrothallus bertianus De Not. (ハバロフスク地方新産種) Dactylospora parasitica (Flörke) Arnold (北半球、ロシア新産種) Endococcus pseudocyphellariae Etayo ※Pseudocyphellaria perpetuaを本種の新宿主として報告した。 (極東ロシア新産種) Lichenoconium erodens M.S. Christ. & D. Hawksw. (極東ロシア非北極圏地域新産種) Lichenoconium lecanorae (Jaap) D. Hawksw. (その他掲載種) Lichenostigma maureri Hafellner (ハバロフスク地方新産種) Phoma physciicola Keissl. ※Parmelia squarrosaを本種の新宿主として報告した。 (北半球、ロシア新産種) Subhysteropycnis maculiformans Wedin & Hafellner ※Pseudocyphellaria perpetuaを本種の新宿主として報告した。 【よく似た種との区別】 Stygiomyces galliformis 同じキンブチゴケ属地衣を宿主とする 宿主のゴール形成を誘導する 分生子果不完全菌である 本種と異なりロシア、アルゼンチン、チリではなくタスマニアなどに分布する 本種と異なり分生子果が帯黒褐色ではなくクリーム白色 本種より分生子が長い 本種と異なり分生子の隔壁数が0ではなく成熟時3 本種と異なり分生子果の殻壁が無色~薄い帯黄褐色