(仮訳)ブラジルにおいて腐朽材から分離されたD-キシロース発酵能を有する酵母の新種、Spathaspora piracicabensis
Varize, CS. et al., 2017. Spathaspora piracicabensis f. a., sp. nov., a D-xylose-fermenting yeast species isolated from rotting wood in Brazil. Antonie van Leeuwenhoek. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs10482-017-0974-8 [Accessed June 26, 2020] 【R3-07445】2020/6/26投稿

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3行まとめ

ブラジル、サンパウロ州の大西洋岸熱帯雨林において腐朽材から分離された酵母を対象に、D-キシロース発酵能を有する酵母のスクリーニングを実施した。
分離されたアナモルフ酵母の一種を検討し、Spathaspora piracicabensisとして新種記載した。
本種はD-キシロースの発酵能およびエタノール産生能を有することなどで特徴づけられた。
Piracicaba, São Paulo state, Brazil

(新種)

Spathaspora piracicabensis C.S. Varize, R.M. Cadete, L.D. Lopes, R.M. Christofoleti-Furlan, M.A. Lachance, L.C. Basso & C.A. Rosa
語源…ピラシカーバ産の
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【よく似た種との区別】
Spathaspora brasiliensis
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりDL-乳酸を資化可能
本種と異なりD-リボースを資化不能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Candida materiae
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりグリセロールを資化可能
本種と異なり酢酸エチルおよびエタノールを資化不能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Spathaspora girioi
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりDL-乳酸およびクエン酸を資化可能
本種と異なりD-リボースおよび酢酸エチルを資化不能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される