2019年12月1日 (仮訳)Antrodia crassaグループの種の多様性 Spirin, V. et al., 2015. Species diversity in the Antrodia crassa group (Polyporales, Basidiomycota). Fungal Biology. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1878614615001749?via%3Dihub [Accessed December 1, 2019] 【R3-06822】2019/12/1投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Antrodia crassaの系統および種の境界について、地理的分布、生態、形態、分子データを用いて検討した。 4クレードにおいて針葉樹に生息する11種を認め、そのうちA. cinctaなど5種をここで新種記載した。 これらの種は北半球の亜寒帯から亜熱帯まで分布し、種によって地理的分布および宿主選好性が異なっていた。 USA, Massachusetts, Worcester Co., Holden, Trout Brook (新種) Antrodia cincta Spirin, Vlasák & Miettinen 語源…帯の(旺盛に生長する子実体縁部の顕著な縁取りの様子から) 【よく似た種との区別】 Antrodia crassa 同じマツ属植物を宿主とする 孔口のサイズの範囲が重なる 骨格菌糸の幅の範囲が重なる 骨格菌糸がKOH中で溶解する ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードBに含まれる) 本種と異なり北米ではなくユーラシアなどに分布する 本種より担子器の幅が広い 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が楕円形~広円筒形ではなく狭楕円形~楕円形 本種よりシスチジアの幅が広い 本種より実質の骨格菌糸の幅が広い ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Antrodia cretacea 北米に分布する 同じマツ科植物を宿主とする 骨格菌糸の幅の範囲が重なる 骨格菌糸がKOH中で溶解する ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードBに含まれる) 本種と異なりユーラシアにおける分布が知られている 本種と異なりマツ林に生息するという特徴を欠く 本種と異なりトウヒ属植物などを宿主とする 本種より孔口のサイズが大きい 本種より担子器の幅が広い 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が楕円形~広円筒形ではなく狭楕円形~広円筒形 本種よりシスチジアの幅が広い 本種より実質の骨格菌糸の幅が広い ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Estonia, Pärnumaa, Kanaküla Kanaküla, Pärnu maakond, Eesti (新種) Antrodia cretacea Runnel, Spirin & Lõhmus 語源…白亜の(子実体のチョーク状の質感から) 【よく似た種との区別】 Antrodia cincta 北米に分布する 同じマツ科植物を宿主とする 骨格菌糸の幅の範囲が重なる 骨格菌糸がKOH中で溶解する ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードBに含まれる) 本種と異なりユーラシアにおける分布が知られていない 本種と異なりマツ林に生息する 本種と異なりトウヒ属植物などが宿主として知られていない 本種より孔口のサイズが小さい 本種より担子器の幅が狭い 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が狭楕円形~広円筒形ではなく楕円形~広円筒形 本種よりシスチジアの幅が狭い 本種より実質の骨格菌糸の幅が狭い ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Antrodia crassa ヨーロッパに分布する 同じマツ科植物を宿主とする 形態的に類似している(誤同定の例がある) 骨格菌糸の幅の範囲が重なる 骨格菌糸がKOH中で溶解する ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードBに含まれる) 本種より北方に分布する 本種より宿主範囲が狭い 本種より子実体が密である 本種より子実体の永存性が高い 本種と異なり子実体が斜めの基質上で段階的に生長するという特徴を欠く 本種より孔口のサイズが小さい 本種より孔口の形状が規則的である 本種より担子胞子のサイズが通常広い 本種と異なり担子胞子が狭楕円形~広円筒形ではなく狭楕円形~楕円形 ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Antrodia sitchensis 北米に分布する 同じトウヒ属植物を宿主とする 形態的に類似している(誤同定の例がある) 肉眼的形態が類似している 孔口のサイズの範囲が重なる 骨格菌糸の幅の範囲が重なる 本種より担子胞子の幅が狭い 本種と異なり担子胞子が狭楕円形~広円筒形ではなく広円筒形~円筒形 本種と異なり骨格菌糸がKOH中で溶解するのではなく変化しない 本種と異なり骨格菌糸が明瞭なアミロイドである ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードBではなくCに含まれる) Antrodia piceata チェコに分布する 同じトウヒ属植物を宿主とする 肉眼的形態が類似している 骨格菌糸の幅の範囲が重なる 本種より孔口のサイズが小さい 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が狭楕円形~広円筒形ではなく広円筒形~円筒形 本種と異なり骨格菌糸がKOH中で溶解するのではなく変化しない 本種と異なり骨格菌糸が明瞭なアミロイドである ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードBではなくCに含まれる) USA, Arizona, Pima Co., Coronado Nat. Forest, St. Catalina (新種) Antrodia ignobilis Spirin & Vlasák 語源…不明瞭な(目立った肉眼的形質を欠くことから) 【よく似た種との区別】 Antrodia sitchensis 北米に分布する 同じマツ科植物を宿主とする 形態的に類似している(誤同定の例がある) 骨格菌糸の幅の範囲が重なる ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードCに含まれる) 本種と地理的分布が異なる 本種と異なりマツ属ではなくトウヒ属植物などを宿主とする 本種より孔口のサイズが大きい 本種より担子胞子が長い 本種と異なり担子胞子が広円筒形ではなく円筒形~広円筒形 本種と異なり孔壁の骨格菌糸が乏しく、ほぼ1菌糸型に見えるのではなく顕著な2菌糸型である ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される USA, California, Tulare Co., Sequoia Nat. Park (新種) Antrodia ladiana Spirin & Runnel 語源…脂っこい(顕微鏡観察のためにマウントすると多数の油滴が滲出することから) 【よく似た種との区別】 Antrodia ferox 北米に分布する 孔口のサイズの範囲が重なる 骨格菌糸の幅の範囲が重なる ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードDに含まれる) 本種と東アジアにおける分布が知られている 本種と異なりマツ属ではなくビャクシン属植物などを宿主とする 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が円筒形ではなく紡錘形~舟形 ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Antrodia pinea 同じマツ属植物を宿主とする 担子胞子のサイズの範囲が重なる 担子胞子が円筒形 骨格菌糸の幅の範囲が重なる ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードDに含まれる) 本種と異なり米国ではなく東アジアなどに分布する 本種より孔口のサイズが小さい 本種と異なり菌糸組織に菱形の大きな結晶を含む ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Antrodia pini-cubensis 同じマツ属植物を宿主とする 担子胞子が円筒形 本種と異なり米国ではなくカリブ海地域などに分布する 本種と異なり子実体が明黄褐色 本種より孔口のサイズが通常小さい 本種より孔口がいくぶん規則形である 本種より担子器の幅が僅かに広い 本種よりシスチジオールの幅が僅かに広い 本種より担子胞子の幅が広い ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードDではなくAに含まれる) Czech Republic, South Bohemia Reg., Boubín Nat. Res. (新種) Antrodia piceata Runnel, Spirin & Vlasák 語源…樹脂の(老成した子実体の縁部の色から) 【よく似た種との区別】 Antrodia sitchensis 同じトウヒ属植物を宿主とする 形態的に類似している(誤同定の例がある) 担子胞子のサイズの範囲が重なる 担子胞子のサイズの範囲が重なる 担子胞子が円筒形~広円筒形 骨格菌糸の幅の範囲が重なる 骨格菌糸がアミロイドである ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードCに含まれる) 本種と異なりユーラシアではなく北米などに分布する 本種ほど孔口面が老成時濃く着色しない 本種より孔口の平均サイズが大きい ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Antrodia sordida(カラマツアナタケ) 同じトウヒ属植物を宿主とする 形態的に類似している(誤同定の例がある) ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードCに含まれる) 本種と異なりユーラシアではなく北米などに分布する 本種より孔口のサイズが小さい 本種より担子器が短い 本種より担子胞子の幅が僅かに狭い 本種と異なり担子胞子が広円筒形~円筒形ではなく円筒形 本種より骨格菌糸の幅が狭い ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Antrodia cretacea チェコに分布する 同じトウヒ属植物を宿主とする 肉眼的形態が類似している 骨格菌糸の幅の範囲が重なる 本種より孔口のサイズが大きい 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が広円筒形~円筒形ではなく狭楕円形~広円筒形 本種と異なり骨格菌糸がKOH中で変化しないのではなく溶解する 本種と異なり骨格菌糸が明瞭なアミロイドでない ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードCではなくBに含まれる) Antrodia pinea 同じトウヒ属植物を宿主とする 本種より子実体のサイズが小さい 本種ほど子実体の質感が頑丈でない 本種より孔口のサイズが小さい 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が広円筒形~円筒形ではなく円筒形 本種より骨格菌糸の幅が狭い 本種と異なり骨格菌糸がアミロイドでない ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードCではなくDに含まれる) (新組み合わせ) Antrodia pinea (B.K. Cui & Y.C. Dai) V. Spirin 旧名:Amyloporia pinea B.K. Cui & Y.C. Dai 【よく似た種との区別】 Antrodia ladiana 同じマツ属植物を宿主とする 担子胞子のサイズの範囲が重なる 担子胞子が円筒形 骨格菌糸の幅の範囲が重なる ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードDに含まれる) 本種と異なり東アジアなどではなく米国に分布する 本種より孔口のサイズが大きい 本種と異なり菌糸組織に菱形の大きな結晶を含むという特徴を欠く ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Antrodia pini-cubensis 同じマツ属植物を宿主とする 孔口のサイズの範囲が重なる 担子胞子が円筒形 骨格菌糸の幅の範囲が重なる 本種と異なり東アジアではなくカリブ海地域に分布する 本種より担子胞子の幅が広い ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードDではなくAに含まれる) Antrodia piceata 同じトウヒ属植物を宿主とする 本種より子実体のサイズが大きい 本種より子実体の質感が頑丈である 本種より孔口のサイズが大きい 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が円筒形ではなく広円筒形~円筒形 本種より骨格菌糸の幅が広い 本種と異なり骨格菌糸がアミロイド ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードDではなくCに含まれる) (その他掲載種) Antrodia crassa (P. Karst.) Ryvarden 【よく似た種との区別】 Antrodia cincta 同じマツ属植物を宿主とする 孔口のサイズの範囲が重なる 骨格菌糸の幅の範囲が重なる 骨格菌糸がKOH中で溶解する ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードBに含まれる) 本種と異なりユーラシアなどではなく北米に分布する 本種より担子器の幅が狭い 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が狭楕円形~楕円形ではなく楕円形~広円筒形 本種よりシスチジアの幅が狭い 本種より実質の骨格菌糸の幅が狭い ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Antrodia cretacea ヨーロッパに分布する 同じマツ科植物を宿主とする 形態的に類似している(誤同定の例がある) 骨格菌糸の幅の範囲が重なる 骨格菌糸がKOH中で溶解する ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードBに含まれる) 本種より南方に分布する 本種より宿主範囲が広い 本種ほど子実体が密でない 本種より子実体の永存性が低い 本種と異なり子実体が斜めの基質上で段階的に生長する 本種より孔口のサイズが大きい 本種ほど孔口の形状が規則的でない 本種より担子胞子のサイズが通常狭い 本種と異なり担子胞子が狭楕円形~楕円形ではなく狭楕円形~広円筒形 ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (アジア、トルコ新産種) Antrodia ferox (Long & D.V. Baxter) Gilb. & Ryvarden 【よく似た種との区別】 Antrodia ladiana 北米に分布する 孔口のサイズの範囲が重なる 骨格菌糸の幅の範囲が重なる ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードDに含まれる) 本種と東アジアにおける分布が知られていない 本種と異なりビャクシン属などではなくマツ属植物を宿主とする 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が紡錘形~舟形ではなく円筒形 ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Antrodia pini-cubensis Vampola, Kotl. & Pouzar 【よく似た種との区別】 Antrodia pinea 同じマツ属植物を宿主とする 孔口のサイズの範囲が重なる 担子胞子が円筒形 骨格菌糸の幅の範囲が重なる 本種と異なりカリブ海地域ではなく東アジアに分布する 本種より担子胞子の幅が狭い ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードAではなくDに含まれる) Antrodia ladiana 同じマツ属植物を宿主とする 担子胞子が円筒形 本種と異なりカリブ海地域などではなく米国に分布する 本種と異なり子実体が明黄褐色でない 本種より孔口のサイズが通常大きい 本種ほど孔口が規則形でない 本種より担子器の幅が僅かに狭い 本種よりシスチジオールの幅が僅かに狭い 本種より担子胞子の幅が狭い ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードAではなくDに含まれる) (その他掲載種) Antrodia sitchensis (D.V. Baxter) Gilb. & Ryvarden 【よく似た種との区別】 Antrodia cretacea 北米に分布する 同じトウヒ属植物を宿主とする 形態的に類似している(誤同定の例がある) 肉眼的形態が類似している 孔口のサイズの範囲が重なる 骨格菌糸の幅の範囲が重なる ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードCに含まれる) 本種より担子胞子の幅が広い 本種と異なり担子胞子が広円筒形~円筒形ではなく狭楕円形~広円筒形 本種と異なり骨格菌糸がKOH中で変化しないのではなく溶解する 本種と異なり骨格菌糸が明瞭なアミロイドでない ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードCではなくBに含まれる) Antrodia ignobilis 北米に分布する 同じマツ科植物を宿主とする 形態的に類似している(誤同定の例がある) 骨格菌糸の幅の範囲が重なる ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードCに含まれる) 本種と地理的分布が異なる 本種と異なりトウヒ属などではなくマツ属植物を宿主とする 本種より孔口のサイズが小さい 本種より担子胞子が短い 本種と異なり担子胞子が円筒形~広円筒形ではなく広円筒形 本種と異なり孔壁が顕著な2菌糸型ではなく骨格菌糸が乏しく、ほぼ1菌糸型に見える ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Antrodia piceata 同じトウヒ属植物を宿主とする 形態的に類似している(誤同定の例がある) 担子胞子のサイズの範囲が重なる 担子胞子のサイズの範囲が重なる 担子胞子が円筒形~広円筒形 骨格菌糸の幅の範囲が重なる 骨格菌糸がアミロイドである 本種と異なり北米などではなくユーラシアに分布する 本種より孔口面が老成時濃く着色する 本種より孔口の平均サイズが小さい ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Antrodia sordida Ryvarden & Gilb. カラマツアナタケ 【よく似た種との区別】 Antrodia piceata 同じトウヒ属植物を宿主とする 形態的に類似している(誤同定の例がある) ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードCに含まれる) 本種と異なり北米などではなくユーラシアに分布する 本種より孔口のサイズが大きい 本種より担子器が長い 本種より担子胞子の幅が僅かに広い 本種と異なり担子胞子が円筒形ではなく広円筒形~円筒形 本種より骨格菌糸の幅が広い ITSおよびITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される