(仮訳)Hamigera属菌における二次代謝産物多様性の種レベルの評価および属の分類学的考察
Igarashi, Y. et al., 2014. Species-level assessment of secondary metabolite diversity among Hamigera species and a taxonomic note on the genus. Mycology. Available at: http://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/21501203.2014.917736 [Accessed August 28, 2015].
【R3-02143】2015/08/28投稿

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3行まとめ

Hamigera属9種の二次代謝産物を解析し、複数遺伝子に基づく分子系統解析の結果との相関を検討した。
二次代謝産物の産生パターンは種ごとに異なり、トリキノノイン酸、アベラニン類の産生の有無によって分けられるグループは系統を反映していた。
また、Merimbla ingelheimensisHamigera属に移した。

(新組み合わせ)

Hamigera ingelheimensis S.W. Peterson
旧名:Merimbla ingelheimensis (J.F.H. Beyma) J.I. Pitt
(基礎異名はPenicillium ingelheimensis J.F.H. Beyma)
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【よく似た種との区別】
Hamigera avellanea
形態的に類似している(本種のテレオモルフとしばしば考えられてきた)
Mcm7+RPB2+Tsr1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりアベラニンA-BおよびPF1171Bを産生する
本種と異なりアベラニンCおよびPF1171Cの産生が知られていない
Mcm7+RPB2+Tsr1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される