2019年7月4日 (仮訳)ブラジル、リオグランデ・ド・スル州産のHypholoma属菌 Cortez, VG. & Silveira, RMB. 2007. Species of Hypholoma (Fr.) P. Kumm. (Strophariaceae,Agaricales) in Rio Grande do Sul State, Brazil. Acta Botanica Brasilica. Availble at: http://www.scielo.br/scielo.php?script=sci_arttext&pid=S0102-33062007000300008 [Accessed July 4, 2019] 【R3-06370】2019/7/4投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル、リオグランデ・ド・スル州におけるHypholoma属菌の既知種について、記載文、写真およびスケッチ、検索表などを掲載した。 H. aurantiacum、H. ericaeum、およびH. subvirideの3種を認め、それ以外の種をシノニム、疑問種、あるいは除外種とした。 H. subvirideのおそらくサンタカタリーナ州における初記録を報告した。 (その他掲載種) Hypholoma aurantiacum (Cooke) Faus 【よく似た種との区別】 Hypholoma ericaeum ブラジルに分布する 子実体が叢生しない 本種と異なり落枝および葉ではなく草およびコケに生じる 本種と異なり傘が赤色~暗赤色ではなく帯黄褐色 本種と異なり傘表面がやや粘性~粘性ではなく乾燥している 本種と異なり傘縁部に被膜が白色鱗片状をなすという特徴を欠く 本種と異なりつばを有するのではなく欠くか発達に乏しい Stropharia coccinea 肉眼的形質が非常に類似している 顕微鏡的形質が非常に類似している (その他掲載種) Hypholoma ericaeum (Pers.) Kühner 【よく似た種との区別】 Hypholoma aurantiacum ブラジルに分布する 子実体が叢生しない 本種と異なり草およびコケではなく落枝および葉に生じる 本種と異なり傘が帯黄褐色ではなく赤色~暗赤色 本種と異なり傘表面が乾燥しているのではなくやや粘性~粘性 本種と異なり傘縁部に被膜が白色鱗片状をなす 本種と異なりつばを欠くか発達に乏しいのではなく有する Hypholoma ericaeoides 本種と異なり襞が帯黄色 本種より担子胞子が短い Hypholoma subericaeum 形態的に類似している(しばしば混同される) 本種より担子胞子が短い (サンタカタリーナ州新産種) Hypholoma subviride (Berk. & M.A. Curtis) Dennis 【よく似た種との区別】 Hypholoma fasciculare(ニガクリタケ) 分子系統解析で近縁(先行研究) 本種より傘のサイズが大きい 本種と異なり傘縁部に被膜をしばしば伴う 本種と異なり柄頂部につば状の帯黒色の領域をしばしば有する