(仮訳)Fusarium avenaceumF. graminearum、およびF. oxysporumに対する活物菌寄生菌である新種Sphaerodes mycoparasitica
Vujanovic, V. & Goh, YK. 2009. Sphaerodes mycoparasitica sp. nov., a new biotrophic mycoparasite on Fusarium avenaceum, F. graminearum and F. oxysporum. Mycological Research. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S095375620900135X [Accessed August 25, 2019] 【R3-06525】2019/8/25投稿

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3行まとめ

カナダ、サスカチュワン州およびケベック州の畑地においてFusarium属3種を宿主としていた菌寄生菌の一種を検討し、Sphaerodes mycoparasiticaとして新種記載した。
本種は子嚢胞子が紡錘形および三角形で表面が平滑および網目状、分生子が子嚢果表面やその周囲の禁止、分生子柄などにあるフィアライドから生じることなどで特徴づけられた。
Sphaerodes属の全既知種の検索表を掲載した。
Canada, Saskatchewan

(新種)

Sphaerodes mycoparasitica Vujan.
語源…菌寄生性の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Sphaerodes quadrangularis
子嚢果に孔口を有する
子嚢胞子が紡錘形
子嚢胞子の発芽孔周囲が隆起した畝状である
nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり土壌から分離される
本種と異なりFusarium属が宿主として知られていない
本種より子嚢果の丈が低い
本種と異なり子嚢果頸部が円錐形~円筒形でない
本種より子嚢果の剛毛が長い
本種より子嚢胞子が長い
本種と異なり子嚢胞子が時に三角形という特徴を欠く
本種と異なり子嚢胞子の表面が網目状で横断面では不規則な多角形なのではなく網目状で横断面では規則的な多角形である
本種と異なり無性世代が知られていない
nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Sphaerodes micropertusa
子嚢果に孔口を有する
子嚢胞子のサイズの範囲が重なる
子嚢胞子が紡錘形
本種と異なり子嚢胞子表面が網目状ではなく微細な孔状