(仮訳)ニュージーランド産の苔類病原菌の新種、Sphaeropezia leucocheila
Johnston, PR., Park, D. & Renner, AM. 2019. Sphaeropezia leucocheila sp. nov. (Stictidaceae): a liverwort pathogen from New Zealand. Phytotaxa. Available at: https://www.mapress.com/j/pt/article/view/phytotaxa.409.4.4 [Accessed August 3, 2019] 【R3-06464】2019/8/4投稿

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3行まとめ

ニュージーランド、ネルソン地方においてムチゴケ科の複数種の葉に発生した菌を検討し、Sphaeropezia leucocheilaとして新種記載した。
本種が発生した葉は枯死したかあるいは枯れかけており、同属他種と同様に本種も病原菌である可能性が考えられた。
本種は同じくコケを宿主とするS. hepaticarumとは子嚢胞子の形態が顕著に異なっていた。
New Zealand, Nelson, Moutere Valley, Ellis River

(新種)

Sphaeropezia leucocheila P.R. Johnst. & M.A.M. Renner
語源…白色の唇の(子嚢盤縁部の色から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Sphaeropezia hepaticarum
苔類を宿主とする
複数の属や種を宿主とする
病原菌と考えられている
本種と異なりニュージーランドではなくオーストリアおよびスウェーデンなどに分布する
本種と異なり蘚類が宿主として知られている
本種より子嚢胞子のサイズがずっと大きい
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1ではなく複数