2017年1月23日 (仮訳)プレオスポラ目のSplanchnonema属類似種:マッサリナ科へのPseudosplanchnonema属の導入 Chethana, KWT. et al., 2015. Splanchnonema-like species in Pleosporales: introducing Pseudosplanchnonema gen. nov. in Massarinaceae. Phytotaxa. Available at: http://www.mapress.com/j/pt/article/view/phytotaxa.231.2.2 [Accessed January 23, 2017]. 【R3-03686】2017/01/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ カエデ属およびクワ属植物の材に生じたSplanchnonema phorcioidesに対して新属Pseudosplanchnonemaを提唱した。 本属は分子系統解析ではマッサリナ科において独自の系統を形成し、Massarina属の基準種と近縁であった。 本属はMassarina属と異なり子嚢果に”clypeus”を欠き、子嚢胞子のサイズが大きく、暗褐色で油滴を含むことなどで特徴づけられた。 (新組み合わせ) Pseudosplanchnonema phorcioides (I. Miyake) Chethana, Camporesi & K.D. Hyde 語源…(属名)偽のSplanchnonema属 旧名:Splanchnonema phorcioides (I. Miyake) P. Leroy (基礎異名はMassaria phorcioides I. Miyake) 【よく似た種との区別】 Splanchnonema pustulatum 本種より子嚢果のサイズが大きい 本種と異なり子嚢果が扁圧された類球形 本種と異なり子嚢胞子が暗褐色ではなく帯赤褐色 本種と異なり子嚢胞子が紡錘形ではなく棍棒形 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1ではなく2 Massarina eburnea nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より子嚢果のサイズが大きい 本種と異なり子嚢果に”clypeus”を有する 本種より子嚢果の殻壁が薄い 本種と異なり子嚢果の殻壁が無色細胞と暗褐色細胞の2層からなるという特徴を欠く 本種と異なり子嚢胞子が暗褐色でない 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1でない 本種と異なり子嚢胞子に油滴を含まない 本種と異なり子嚢胞子に時に偽隔壁を生じるという特徴を欠く 本種と異なり偽側糸が吻合するという特徴を欠く nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される