(仮訳)中国産のヒメアブラススキ属植物を宿主とする新種Sporisorium spinulosum
He, S-H. & Guo, L. 2009. Sporisorium spinulosum sp. nov. (Ustilaginaceae) on Capillipedium (Poaceae) from China. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/contentone/mtax/mt/2009/00000107/00000001/art00041 [Accessed February 23, 2019] 【R3-05976】2019/2/23投稿

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3行まとめ

中国雲南省においてヒメアブラススキに生じた黒穂菌の一種を検討し、Sporisorium spinulosumとして新種記載した。
本種は宿主の花序全体を破壊し、SEM下で黒穂胞子に微小で疎らな小刺を認めることなどで特徴づけられた。
本種は同属の2種に類似していたが、胞子堆の位置、軸柱の形状、胞子団の有無、黒穂胞子の装飾などが異なっていた。
中国雲南省怒江リス族自治州福貢県旺記独

(新種)

Sporisorium spinulosum S.H. He & L. Guo
語源…小刺状の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Sporisorium tenue
中国に分布する
同じイネ科植物を宿主とする
黒穂胞子が比較的小型
本種と異なり軸柱が分枝しないのではなく分枝しないか分枝する
本種と異なり胞子団を形成しないのではなく一時的に形成する
本種と異なり黒穂胞子表面の刺の間がSEM下で平滑なのではなく密な疣状
本種と異なり黒穂胞子の壁厚が不均一ではなく均一
本種と異なり不稔細胞が鎖生するのではなく不規則な集まりをなす
Sporisorium taianum
中国に分布する
同じイネ科植物を宿主とする
黒穂胞子が比較的小型
本種と異なり胞子堆が花序全体に生じるのではなく小穂に生じる
本種と異なり黒穂胞子表面に微小で疎らな刺を有するのではなく微小で密な疣を有する