(仮訳)ロメインレタス葉面において豊富な構成要素となる新種Sporobolomyces lactucae
Fatemi, S. et al., 2022. Sporobolomyces lactucae sp. nov. (Pucciniomycotina, Microbotryomycetes, Sporidiobolales): An Abundant Component of Romaine Lettuce Phylloplanes. Journal of Fungi. Avaiable at: https://www.mdpi.com/2309-608X/8/3/302 [Accessed March 22, 2022] 【R3-09347】2022/3/22投稿

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3行まとめ

米国イリノイ州およびインディアナ州においてロメインレタスの葉面から分離された酵母の一種を検討し、Sporobolomyces lactucaeとして新種記載した。
また、本種はカリフォルニア州のサンフランシスコ・ベイエリアにおいてクロウメモドキ科、オオバコ科、ユリ科植物からも見出されたほか、環境配列が世界中から検出された。
本種は同属の2種とはD-グルコサミン、セロビオース等の資化能やグルコース添加培地での生育可能性が異なっていた。
USA, Illinois, Urbana-Champaign

(新種)

Sporobolomyces lactucae Fatemi, Urbina & Aime
語源…アキノノゲシ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Sporobolomyces jilinensis
ITS+nrLSU+tef1+cytbに基づく分子系統解析で近縁
本種よりエタノールを容易に資化可能
本種と異なりD-グルコサミン、セロビオースを資化不能
本種と異なり50%グルコース添加培地で生育不能
ITS+nrLSU+tef1+cytbに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Sporobolomyces roseus
ITS+nrLSU+tef1+cytbに基づく分子系統解析で近縁
本種よりエタノール、ガラクトース、セロビオース、水溶性デンプンを容易に資化可能
本種と異なりグルクロン酸およびD-グルコサミンを資化不能
本種と異なり50%グルコース添加培地で生育不能のことがある
ITS+nrLSU+tef1+cytbに基づく分子系統解析で明瞭に区別される