2019年4月2日 (仮訳)仏領ギアナにおいて花から分離された新種Starmerella reginensisおよびStarmerella kourouensis Amoikon, TLS. et al., 2018. Starmerella reginensis f.a., sp. nov. and Starmerella kourouensis f.a., sp. nov., isolated from flowers in French Guiana. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://ijs.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijsem.0.002829 [Accessed April 2, 2019] 【R3-06092】2019/4/2投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 仏領ギアナにおいて花から分離されたアナモルフ酵母を検討し、Starmerella reginensisおよびS. kourouensisとして新種記載した。 前者はフヨウ属、後者は未同定の花から分離された。 両種はそれぞれ分子系統解析でS. apicola、S. ratchasimensisに近縁であった。 Regina, French Guiana (新種) Starmerella reginensis Amoikon, Grondin, Jacques & Casaregola 語源…レジーナ産の 【よく似た種との区別】 Starmerella apicola 浸透圧耐性を有する D1/D2+ITSに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり仏領ギアナではなくブラジル、コスタリカ、マレーシアなどに分布する 本種と異なりハチおよび花粉から分離される 本種と異なりスクロースを発酵不能 本種と異なりガラクトース、エチルアミンを資化可能 本種と異なり37°Cで生育不能 D1/D2+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Starmerella bombi 37°Cで生育可能 D1/D2+ITSに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりトレハロースを発酵可能 本種と異なりトレハロース、エチルアミンを資化可能 本種と異なり硝酸塩、亜硝酸塩を資化不能 本種と異なり37°Cで生育不能 D1/D2+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Starmerella neotropicalis D1/D2+ITSに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり硝酸塩、亜硝酸塩を資化不能 本種と異なり37°Cで生育不能 D1/D2+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Kourou, French Guiana (新種) Starmerella kourouensis Amoikon, Grondin, Jacques & Casaregola 語源…クールー産の 【よく似た種との区別】 Starmerella ratchasimensis 花から分離される 浸透圧耐性を有する D1/D2+ITSに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり仏領ギアナではなくタイなどに分布する 本種と異なりグルコースを発酵可能 本種と異なりラフィノース、D-リボースを資化可能 本種と異なりガラクトース、マルトース、トレハロース、D-キシロースを資化不能 本種と異なり37°Cで生育不能 本種と異なり0.01%シクロヘキシミド添加培地で生育可能 本種と異なり37°Cで生育不能 D1/D2+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される