(仮訳)コロンビアのパラモ産の新種Sticta viviana
Suárez, A. & Lücking, R., 2013. Sticta viviana (lichenized Ascomycota: Peltigerales: Lobariaceae), a new species from Colombian paramos. The Lichenologist. Available at: http://journals.cambridge.org/abstract_S0024282912000680 [Accessed March 19, 2014].
【R3-00520】2014/03/20投稿

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3行まとめ

コロンビアのパラモ地域で採集されたヨロイゴケ属地衣を、Sticta vivianaとして新種記載した。
本種は一見狭義のS. fuliginosa(コウヤクゴケ)に類似していたが、裂片、裂芽、トメンタ、盃点などの形態で区別された。
本種は狭義のS. fuliginosaとは系統的に近縁ではないが、それと形態的に類似する多数の未記載種を含むクレードに含まれた。
Colombia, Cundinamarca, Guasca, Paramo de Guasca near Bogota

(新種)

Sticta viviana A. Suárez & Lücking
語源…コロンビアの地衣学者でヨロイゴケ属の系統を研究したBibiana Moncadaに献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Sticta fuliginosa
形態的に一見類似している
本種より裂片のサイズが大きい
本種と異なり裂片表面に光沢を持たない
本種と異なり裂片表面にハチの巣状の窪みを持たず凹凸がある
本種と異なり裂芽が”corymbose”にならず、分枝しないか分枝する
本種と異なり下面のトメンタが暗色ではなく白色~淡色
本種と異なり二次トメンタを持つ
本種より盃点のサイズが大きい
本種と異なり盃点が通常無柄の壺形ではなく埋生~破出性
本種と異なり”basal membrane”の細胞の乳頭状突起が1つではなく2-4つ
本種と異なり髄層がKOHで橙黄色に呈色しない