(仮訳)ロシア産テングノメシガイ類の研究:Leucoglossum
Fedosova, AG. & Kovalenko, AE. 2015. Studies on the geoglossoid fungi of Russia: the genus Leucoglossum. Mycobiology. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s11557-015-1050-2 [Accessed May 21, 2020] 【R3-07336】2020/5/21投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

ロシアにおけるLeucoglossum属菌の知見をまとめ、L. leucosporumのタイプ標本の批判的な形態学的検討および分子系統解析を実施した。
その結果を基に、原記載にない形質などを含めてLeucoglossum属の記載を修正した。
Leucoglossum属がTrichoglossum属よりもGeoglossum属に近縁な単系統を形成することを示した。

(その他掲載種)

Leucoglossum leucosporum (Benkert & Hardtke) S. Arauzo
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Leucoglossum durandii
肉眼的形態が類似している(混同のおそれがある)
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりヨーロッパではなく中国のみから知られている
本種と異なり草地ではなく森林に生息する
本種と異なり子嚢果が暗褐色または黒色ではなく淡褐色
本種と異なり肉が子実体表面と同色あるいは僅かに淡色なのではなく白色
本種と異なり子嚢胞子の成熟時隔壁数がほとんどの場合0-3ではなく6-15
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される