(仮訳)パタゴニア・アンデス産の新種Subulicystidium curvisporum
Gorjón, SP., Greslebin, AG. & Rajchenberg, M., 2012. Subulicystidium curvisporum sp. nov. (Hymenochaetales, Basidiomycota) from the Patagonian Andes. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000118/00000001/art00005 [Accessed April 6, 2014].
【R3-00582】2014/04/07投稿

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3行まとめ

パタゴニア・アンデスで採集された菌を、Subulicystidium curvisporumとして新種記載した。
本種は担子胞子が特徴的に屈曲し、その点でS. longisporumおよびS. perlongisporumなどの近縁種と区別された。
また、新種を含む本属の全種の検索表を掲載した。
Argentina, Chubut, Los Alerces National Park, Alerzal milenario

(新種)

Subulicystidium curvisporum Gorjón, Gresl. & Rajchenb.
語源…屈曲する胞子の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Subulicystidium longisporum
担子胞子のQ値が4を超える
本種より担子胞子が短い
本種より担子胞子のQ値が小さく、9を超えない
Subulicystidium perlongisporum
担子胞子のQ値が9を超える
シスチジアの全長にわたって付着物に覆われる
本種と異なりアルゼンチンではなくレユニオン、熱帯アフリカ、日本、フランスなどに分布する
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子が特徴的な螺旋状の屈曲をせず直線状
Subulicystidium cochleum
担子胞子のQ値が9を超える
本種と異なりアルゼンチンではなくセントルチアに分布する
本種より担子胞子が短い
本種と異なり担子胞子が特徴的な螺旋状の屈曲をせず、遠位で僅かに折り畳まれるかねじれるのみである
本種と異なりシスチジアの装飾が長い針状で、中ほどに限って付着する