2017年3月3日 （仮訳）シロアリのMastotermes darwiniensisおよびOdontotermes obesusの腸から分離された新種Sugiyamaella mastotermitisおよびPapiliotrema odontotermitis Handel, S. et al. 2016. Sugiyamaella mastotermitis sp. nov. and Papiliotrema odontotermitis f.a., sp. nov. from the gut of the termites Mastotermes darwiniensis and Odontotermes obesus. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: http://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijsem.0.001397 [Accessed March 3, 2017]. 【R3-03805】2017/03/03投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ オーストラリア産のシロアリの一種、Mastotermes darwiniensisの後腸および巣から分離された酵母の一種を検討し、Sugiyamaella mastotermitisとして新種記載した。 また、Odontotermes obesusから分離されたアナモルフ酵母の一種を検討し、Papiliotrema odontotermitisとして新種記載した。 両種ともキシラン、メチルウンベリフェリルb-キシロビオース、およびメチルウンベリフェリルb-キシロトリオースを加水分解可能であり、宿主との共生における役割が示唆された。 Federal Institute for Materials Research and Testing (BAM), Berlin, Germany （新種） Sugiyamaella mastotermitis Handel, Wang, Yurkov & König 語源…Mastotermes属の 【よく似た種との区別】 Sugiyamaella chiloensis ビタミン要求性を欠く ITS+nrLSU+mtSSU+COXIIに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりD-グルコース、D-ガラクトースを資化可能 本種と異なりD-アラビノース、D-リボース、グリセロール、およびリビトール（アドニトール）を資化不能 本種と異なり37°Cで生育不能 ITS+nrLSU+mtSSU+COXIIに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Jawaharlal Nehru University, New Delhi, India （新種） Papiliotrema odontotermitis Handel, Wang, Yurkov & König 語源…Odontotermes属の 【よく似た種との区別】 Papiliotrema aspenensis インドに分布する 表現型が同一で識別不能 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりシロアリの腸ではなく花から分離される 本種と異なり最大生長温度が35°Cではなく37°C ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される（nrLSUに13塩基の差異で類似度98%） Papiliotrema rajasthanensis インドに分布する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりシロアリの腸ではなく花から分離される 本種と異なりD-グルコサミン、L-ソルボース、および水溶性デンプンを資化可能 本種と異なり最大生長温度が35°Cではなく30°C ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される（nrLSUに15塩基の差異で類似度97%） （新組み合わせ） Sugiyamaella qingdaonensis (F.-L. Li & S.-A. Wang) Handel, Wang, Yurkov & König 旧名：Candida qingdaonensis F.-L. Li & S.-A. Wang