(仮訳)スッポンタケ類を食餌するショウジョウバエ属のハエから分離された新種、Suhomyces drosophilae
Jadhav, R. et al., 2020. Suhomyces drosophilae sp. nov., isolated from Drosophila flies feeding on a stinkhorn mushroom. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijsem.0.004358 [Accessed August 22, 2020] 【R3-07616】2020/8/22投稿

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3行まとめ

インド、マハーラーシュトラ州においてスッポンタケ類を食餌するショウジョウバエ属のハエの腸内から分離された酵母を検討し、Suhomyces drosophilaeとして新種記載した。
本種はコロニーが帯桃白色で、平板培養下では豊富な真の菌糸を形成し、出芽型分生子を側生した。
本種は近縁種のS. canberraensisとは細胞のサイズおよび形状が異なっていたほか、炭素源の資化能や37°Cでの生育の有無なども異なっていた。
Savitribai Phule University Campus, Pune, Maharashtra, India

(新種)

Suhomyces drosophilae R. Jadhav, S. Tiwari, R. Avchar, M. Groenew. & A. Baghela
語源…ショウジョウバエ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Suhomyces canberraensis
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と細胞のサイズが異なる
本種と異なり細胞が長楕円形ではなく球形~楕円形
本種と異なりスクロース、メチル-α-D-グルコシド、エリトリトール、クエン酸、カダベリンを資化可能
本種と異なりラフィノース、L-ラムノース、L-アラビノース、DL-乳酸を資化不能
本種と異なり10% NaCl添加培地で生育可能
本種と異なりビタミン要求性を有する
本種と異なり37°Cで生育不能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される