(仮訳)インド、ヒマラヤ北西部においてPinus roxburghiiと関係を持つ新種、Suillus triacicularis
Verma, B. & Reddy, MS. 2014. Suillus triacicularis sp. nov., a new species associated with Pinus roxburghii from northwestern Himalayas, India. Phytotaxa. Available at: http://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/download?doi=10.1.1.433.6155&rep=rep1&type=pdf [Accessed July 24, 2018].
【R3-05339】2018/7/26投稿

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3行まとめ

インド、ヒマラヤ北西部で採集された菌を検討し、Suillus triacicularisとして新種記載した。
本種はPinus roxburghiiを宿主とする初のヌメリイグチ属菌として報告された。
本種はS. granulatusに形態的にごく類似するが、傘および肉の色や管孔の小滴の有無などが異なっていた。
India, Himachal Pradesh, Karsog

(新種)

Suillus triacicularis B. Verma & M.S. Reddy
語源…三針葉の
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【よく似た種との区別】
Suillus granulatus(チチアワタケ)
子実体の色が幼時非常に類似している(この種の淡色のバリエーションに類似する)
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりインドではなくヨーロッパ、アジア、北米などに分布する
本種と異なり傘が成熟時黄色~帯赤色または橙黄色ではなく肉桂褐色
本種と異なり管孔全体に雲状の小滴を伴う
本種と異なり柄の基部が帯桃色ではなく純白色
本種と異なり肉の管孔周辺が” watery green”である
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Suillus collinitus
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり柄の基部が帯桃色ではなく純白色
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される