(仮訳)マングローブ林において採集された担子菌類アナモルフ菌の新種Sympodiomycopsis kandeliae、およびSympodiomycopsis lanaiensisの新組み合わせJaminaea lanaiensisとしての再分類
Wei, Y-H. et al., 2011. Sympodiomycopsis kandeliae sp. nov., a basidiomycetous anamorphic fungus from mangroves, and reclassification of Sympodiomycopsis lanaiensis as Jaminaea lanaiensis comb. nov. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://doi.org/10.1099/ijs.0.021865-0 [Accessed September 24, 2018].
【R3-05522】2018/9/25投稿

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3行まとめ

台湾のマングローブ林においてKandelia candelの花から分離されたアナモルフ菌の一種を検討し、Sympodiomycopsis kandeliaeとして新種記載した。
本種はS. paphiopediliとのDNA-DNAハイブリダイゼーション試験からも新種と判断された。
また、新組み合わせJaminaea lanaiensisを提唱した。
台湾新竹県新豊郷

(新種)

Sympodiomycopsis kandeliae G.Y. Liou, Y.H. Wei & F.L. Lee ex T. Kij. & Aime
語源…メヒルギ属の
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【よく似た種との区別】
Sympodiomycopsis paphiopedili
分生子形成細胞を酵母細胞または未分化の菌糸から生じる
ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり台湾ではなく日本などに分布する
本種と異なりメヒルギ属植物の花ではなくランの蜜などから分離される
本種と異なりガラクトース、ラクトース、myo-イノシトール、グルクロン酸、およびD-ガラクトン酸を資化不能
本種と異なり50%グルコース添加培地で生育不能
本種とGC含量がかなり異なる
本種とDNA-DNAハイブリダイゼーションにより判別される
ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(新組み合わせ)

Jaminaea lanaiensis (Mahdi, Statzell-Tallman, Fell, Brown & Donachie) G.-Y. Liou, Y.-H. Wei & F.-L. Lee
旧名:Sympodiomycopsis lanaiensis Mahdi
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