2022年4月23日 （仮訳）レプトスフェリア科の概要および中国産の3新規分類群と1新産種 Xu, R. et al., 2022. Synopsis of Leptosphaeriaceae and Introduction of Three New Taxa and One New Record from China. Journal of Fungi. Available at: https://www.mdpi.com/2309-608X/8/5/416 [Accessed April 23, 2022] 【R3-09444】2022/4/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 中国から新属新種Angularia xanthoceratisと新種Plenodomus changchunensisを記載した。 前者はブンカンカの幹に生じ、分生子果が半埋生～埋生し殻壁が厚壁菌糸組織からなり、後者は水辺のイネ科植物の稈に生じ、P. lindquistiiに類似していたが独自の系統を形成した。 また、Alternariaster centaureae-diffusaeを雲南省から中国新産種として報告し、これはセンニンソウ属植物からの初記録となった。 中国吉林省長春市 （新種） Angularia xanthoceratis R. Xu, Phukhams. & Y. Li 語源…（属名）角張った（分生子殻の殻壁が多角菌組織であることから）/（種小名）ブンカンカ属の 【よく似た種との区別】 Sphaerellopsis spp. 分生子殻殻壁が多角菌組織からなる 本種と異なり分生子が無色ではなく淡褐色 本種と異なり分生子が紡錘形で両端が截断状なのではなく紡錘状楕円形で時にY形または指状、類円筒形～楕円形または球形 本種と異なり分生子の隔壁数が0ではなく0-1(-3) ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Plenodomus spp. 分生子殻殻壁が厚壁菌糸組織の多角菌組織からなる ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Alternariaster spp. 分生子殻殻壁が厚壁菌糸組織からなる ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される 中国吉林省長春市 （新種） Plenodomus changchunensis R. Xu, Phukhams. & Y. Li 語源…長春産の 【よく似た種との区別】 Plenodomus lindquistii 分生子のサイズが類似している ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される （中国新産種） Alternariaster centaureae-diffusae R.H. Perera, Bulgakov, Ariyawansa & K.D. Hyde