(仮訳)Diploschistes scruposusの地衣生菌である新種Taeniolella diploschistis
Heuchert, B. et al., 2019. Taeniolella diploschistis sp. nov. – a new lichenicolous fungus on Diploschistes scruposus. Herzogia. Available at: https://bioone.org/journals/Herzogia/volume-32/issue-1/heia.32.1.2019.94/iTaeniolella-diploschistis-i-sp-nov–a-New-Lichenicolous-Fungus/10.13158/heia.32.1.2019.94.short [Accessed July 27, 2019] 【R3-06443】2019/7/28投稿

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3行まとめ

地衣生菌の一種を検討し、Taeniolella diploschistisとして新種記載した。
本種はルクセンブルク、ロシア、フランスにおいて、Diploschistes scruposusの地衣体および子器の上に発生していた。
損傷は顕著ではないものの、コロニーの下に退色および壊死が認められることから、本種が病原菌であることが示唆された。
Luxembourg, N of Vianden, Bivels

(新種)

Taeniolella diploschistis Heuchert, U.Braun, Diederich & Zhurb.
語源…キッコウゴケ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Taeniolella delicata
同じモジゴケ科地衣を宿主とする
宿主の地衣体に損傷を生じる
形態的に類似している(この種に誤同定されたことがある)
本種と異なりキッコウゴケ属ではなくモジゴケ属地衣を宿主とする
本種と異なり宿主が退色し壊死するが破壊されることはないのではなく通常顕著な損傷を受けて破壊される
本種と異なり菌糸が子座状に凝集するという特徴を欠く
本種より分生子が短い
本種と異なり分生子表面が皺状、不規則な疣状、深い亀裂状、小亀裂状~小区画状なのではなくほとんど平滑~不規則な小疣状で稀に僅かに深い亀裂状
本種と異なり分生子の隔壁数が0-4ではなく(0-)1-2(-3)である
本種より分生子が薄壁