(仮訳)インド北部産の不完全糸状菌の新種、Taeniolina echinata
Prasher, IB. & Verma, RK. 2014. Taeniolina echinata-A new species of hyphomycetous (mitosporic) fungus from North India. Kavaka. Available at: http://www.fungiindia.co.in/index.php/kavaka/2-uncategorised/23-kavaka-volume-43 [Accessed September 27, 2020] 【R3-07726】2020/9/28投稿

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3行まとめ

インド、チャンディーガルにおいてヒスイラン属の枯れ葉に生じた菌を検討し、Taeniolina echinataとして新種記載した。
本種は分生子形成細胞が末端生あるいは節間生で多出芽型、分生子が鎖生し淡い帯オリーブ褐色で刺状であることなどで特徴づけられた。
Taeniolina属全種の形質比較表を掲載した。
Botanical Gardens, Panjab University, Sector 14, Chandigarh, India

(新種)

Taeniolina echinata I.B.Prasher &R.K.Verma
語源…刺状の(分生子の表面性状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Taeniolina schimae
分生子の隔壁数が1-3
本種より分生子柄の最大長が長い
本種より分生子柄の幅が狭い
本種より分生子形成細胞の幅が広い
本種より分生子が僅かに短い
本種と異なり分生子が成熟時一様に淡い帯オリーブ褐色なのではなく淡い帯オリーブ褐色で頂部の細胞がほぼ無色
本種より分生子の長さ/幅比が小さい
本種と異なり分生子表面が刺状ではなく平滑
本種より菌糸の最大幅が狭い
Taeniolina deightonii
分生子の形態が類似している
本種より分生子柄のサイズが大きい
本種より分生子が長い
本種より分生子の幅が狭い
本種と異なり分生子が成熟時一様に淡い帯オリーブ褐色なのではなく淡褐色
本種と異なり分生子表面が刺状でない
Taeniolina euryae
分生子形成細胞のサイズの範囲が重なる
分生子が淡い帯オリーブ褐色
本種より分生子柄のサイズが大きい
本種より分生子の幅が狭い
本種より分生子の長さ/幅比が大きい
本種と異なり分生子表面が刺状ではなく平滑
本種と異なり分生子の隔壁数が1-3ではなく1-4
本種より菌糸の幅が狭い
Taeniolina scripta
本種より分生子柄が短い
本種より分生子の最大長が長い
本種より分生子の幅が狭い
本種と異なり分生子が成熟時一様に淡い帯オリーブ褐色なのではなく頂部の細胞が無色
本種と異なり分生子表面が刺状ではなく平滑
本種と異なり分生子の隔壁数が1-3ではなく1-10
本種より菌糸の幅が狭い