(仮訳)新種Talpapellis solorinaeの記載およびTalpapellis属、Verrucocladosporium属の検索表の改訂
Zhurbenko, MP., Heuchert, B. & Braun, U., 2015. Talpapellis solorinae sp. nov. and an updated key to the species of Talpapellis and Verrucocladosporium. Phytotaxa. Available at: http://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.234.2.10 [Accessed March 11, 2016].
【R3-02733】2016/03/12投稿

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3行まとめ

ロシア、コーカサス地方北西部のアディゲ共和国においてSolorina croceaの地衣体に生じたアナモルフ菌を検討し、Talpapellis solorinaeとして新種記載した。
本種は宿主の裂片上面を黒色のパッチ状に覆い、地衣体は退色していたものの顕著な損傷は認めなかった。
本属および形態的に類似するVerrucocladosporium属を含む検索表を掲載した。
Russia, Republic of Adygeya, Northwest Caucasus, Caucasian State Nature biosphere reserve, north-western spur of Mt. Tybga near 17 th km of trail from Guzeripl

(新種)

Talpapellis solorinae Zhurb., Heuchert & U. Braun
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Talpapellis peltigerae var. rossica
同じツメゴケ科地衣を宿主とする
分生子形成細胞に単一の分生子形成部位を有する
枝状分生子を形成しない
本種と異なりヤイトゴケ属ではなくツメゴケ属地衣を宿主とする
本種より分生子柄が長い
本種と異なり分生子柄が時に分枝するのではなく分枝しない
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり分生子の隔壁数が0-1(-2)ではなく0
Talpapellis peltigerae
同じツメゴケ科地衣を宿主とする
本種と異なりヤイトゴケ属ではなくツメゴケ属地衣を宿主とする
本種より分生子柄が長い
本種と異なり分生子柄が時に分枝するのではなく通常分枝しない
本種と異なり分生子形成細胞の分生子形成部位の数が1(-2)ではなく1-4
本種と異なり分生子鎖が分枝することがある
本種と異なり枝状分生子を形成する
本種と異なり分生子の隔壁数が0-1(-2)ではなく通常0