(仮訳)Puccinia lagenophoraeの系統分類:rDNA塩基配列データ、形態、および宿主範囲の形質による研究
Scholler, M. et al., 2011. Taxonomy and phylogeny of Puccinia lagenophorae: a study using rDNA sequence data, morphological and host range features. Mycological Progress. … Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-010-0687-0 [Accessed October 22, 2015].
【R3-02309】2015/10/22投稿

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3行まとめ

Puccinia lagenophoraeの形態学的検討および分子系統解析による分類学的再検討を行った。
P. distinctaP. saccardoi、およびP. bylianaの3種を本種のシノニムとした。
本種の新宿主としてキク科ではなくクサトベラ科の4属を含む41種の植物を加え、既知の宿主数を約150とした。

(その他掲載種)

Puccinia lagenophorae Cooke
Puccinia distinctaP. saccardoi、およびP. bylianaの3種を本種のシノニムとした。
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【よく似た種との区別】
Puccinia stylidii
オーストラリアに分布する
冬胞子の形態が類似している
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりキク科ではなくスティリディウム科植物を宿主とする
本種と異なりさび胞子堆を形成しない
本種と異なり夏胞子堆を形成する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(10塩基の差異)
Aecidium alatum
オーストラリアに分布する
同じキク科植物を宿主とする
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりカイザイク属植物を宿主とする
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(18塩基の差異)