2022年8月9日 (仮訳)タイにおいてバショウ属植物に発生した新種Smaragdiniseta musaeおよびAlbifimbria verrucariaの系統分類 Samarakoon, BC. et al., 2022. Taxonomy and phylogeny of Smaragdiniseta musae sp. nov. and Albifimbria verrucaria (Hypocreales, Stachybotryaceae) on Musa from Thailand. Biodiversity Data Journal. Available at: https://bdj.pensoft.net/article/89360/ [Accessed August 9, 2022] 【R3-09766】2022/8/9投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ、チエンラーイ県においてバショウ属植物の葉に発生した腐生菌の一種を検討し、Smaragdiniseta musaeとして新種記載した。 本種はスポロドキアが杯形で周縁部に多数の剛毛を伴い、分生子形成細胞がフィアライドで、分生子が無色であることなどで特徴づけられた。 また、Albifimbria verrucariaをタイ新産種として報告した。 Thailand, Chiang Rai, Mae Sai (新種) Smaragdiniseta musae Samarakoon & Chomnunti 語源…バショウ属の 【よく似た種との区別】 Smaragdiniseta bisetosa ITS+rpb2+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子が僅かに卵形~楕円形で頂部が丸く基部が尖るのではなく倒棍棒形、狭楕円形または桿形で両端が丸いか時に基部が截断状 本種と異なり分生子に2つの顕著な油滴を有し、一部の分生子では中央部に微細な油滴を含むのではなく、油滴を欠く 本種と異なり”marginal hyphae”がしばしばコイル状になるか剛毛周囲に生長するものの、剛毛を覆うことはないのではなく常に剛毛全体を覆う ITS+rpb2+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (タイ新産種) Albifimbria verrucaria (Albertini & Schweinitz) L. Lombard & Crous