(仮訳)フェノスカンジア産Cortinarius rubrovioleipesおよびC. hinnuleoarmillatusの分類、生態、および分布
Niskanen, T., Liimatainen, K. & Kytövuori, I. 2006. Taxonomy, ecology and distribution of Cortinarius rubrovioleipes and C. hinnuleoarmillatus (Basidiomycota, Agaricales) in Fennoscandia. Karstenia. Available at: https://www.funga.fi/Karstenia/Karstenia_46-1_2006-1.pdf [Accessed January 2, 2023] 【R3-10205】2023/1/2投稿

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3行まとめ

フェノスカンジア産のCortinarius hinnuleoarmillatusおよびC. rubrovioleipesについて形態学的検討および分子系統解析を実施した。
C. rubrovioleipesを原記載以来初めて報告し、C. boulderensisおよびC. pseudobovinusとの類縁関係について議論した。
これら3種に対して新節Boulderensesを提唱した。

(その他掲載種)

Cortinarius hinnuleoarmillatus Reumaux
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(フィンランド新産種)

Cortinarius rubrovioleipes Bendiksen & K. Bendiksen
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【よく似た種との区別】
Cortinarius boulderensis
形態的に類似している(明確な違いが見られない)
子実体のサイズが同等のことがある
子実体の色に乾燥時違いが見られない
担子胞子の形態に違いが見られない
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
本種と異なりヨーロッパではなく北米などに分布する
本種ほど子実体が丈夫でない
本種と異なり柄全体が紫色という特徴を欠く
本種とITS領域の塩基配列が4塩基異なる

(その他掲載種)

Cortinarius boulderensis A.H. Sm.
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【よく似た種との区別】
Cortinarius rubrovioleipes
形態的に類似している(明確な違いが見られない)
子実体のサイズが同等のことがある
子実体の色に乾燥時違いが見られない
担子胞子の形態に違いが見られない
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
本種と異なり北米などではなくヨーロッパに分布する
本種より子実体が丈夫である
本種と異なり柄全体が紫色
本種とITS領域の塩基配列が4塩基異なる

(その他掲載種)

Cortinarius pseudobovinus M.M. Moser & Ammirati
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