(仮訳)Myrionora属の分類および南米産の2番目の種
Palice, Z. et al., 2013. Taxonomy of the genus Myrionora, with a second species from South America. The Lichenologist. …. Available at: http://journals.cambridge.org/abstract_S0024282912000692 [Accessed August 23, 2014].
【R3-01034】2014/08/24投稿

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3行まとめ

Myrionora属にM. albidulaおよび新組み合わせM. pseudocyphellariaeの2種を認めた。
M. albidulaは稀ではあるが北半球温帯一帯に分布すると考えられ、南米産のM. pseudocyphellariaeとは形態的に区別された。
形態学的特徴に基づき、本属がカラタチゴケ科に属すると結論づけた。

(その他掲載種)

Myrionora albidula (Willey) R.C. Harris
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【よく似た種との区別】
Myrionora pseudocyphellariae
非常に類似した地衣体を形成することがある
子実層に結晶の層を有する
呈色反応(C陰性、KC陽性)より子実層の結晶の層の一部にロバル酸を含むと見られる
本種と異なり北半球温帯ではなく南米(チリ・エクアドル)に分布する
本種と異なり子器が帯青色の斑点がある類白色~暗青灰色ではなく帯黄白色
本種と異なり子嚢中の子嚢胞子の数が32以上ではなく24以下
本種と異なり子嚢胞子の長さが幅の2倍以上ではなく2倍未満
本種と異なり子実層の厚さが40 μm以上ではなく35 μm以下

(新組み合わせ)

Myrionora pseudocyphellariae (Etayo) S. Ekman & Palice
旧名:Scoliciosporum pseudocyphellariae Etayo
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【よく似た種との区別】
Myrionora albidula
非常に類似した地衣体を形成することがある
子実層に結晶の層を有する
呈色反応(C陰性、KC陽性)より子実層の結晶の層の一部にロバル酸を含むと見られる
本種と異なり南米(チリ・エクアドル)ではなく北半球温帯に分布する
本種と異なり子器が帯黄白色ではなく帯青色の斑点がある類白色~暗青灰色
本種と異なり子嚢中の子嚢胞子の数が24以下ではなく32以上
本種と異なり子嚢胞子の長さが幅の2倍未満ではなく2倍以上
本種と異なり子実層の厚さが35 μm以下ではなく40 μm以上