2021年10月28日 (仮訳)Trametes hirsuta複合種を分析する Malysheva, VF. & Zmitrovich, IV. 2011. Testing the Trametes hirsuta complex. Nova Hedwigia. Available at: https://www.schweizerbart.de/papers/nova_hedwigia/detail/93/76291/Testing_the_Trametes_hirsuta_complex [Accessed October 28, 2021] 【R3-08913】2021/10/28投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Trametes hirsuta複合種の識別法を検討するため、T. hirsuta、T. pubescens、T. velutinaの「平均的な」標本を選択して調査した。 分子系統解析の結果、本複合種内に2つのグループを認め、それぞれがT. hirsutaとT. pubescensに対応し、形態・分子に基づく種の境界はかなり明確であった。 両種の精細な記載文と複数標本の傘上面・下面の写真などを掲載した。 (その他掲載種) Trametes hirsuta (Wulfen) Lloyd アラゲカワラタケ 【よく似た種との区別】 Trametes pubescens(ヤキフタケ) 同じTrametes hirsuta複合種に含まれる ロシアに分布する 担子胞子のサイズの範囲が重なる ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と傘表面の性状が異なる 本種と孔口の形態が異なる ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Trametes pubescens (Schumacher) Pilát ヤキフタケ 【よく似た種との区別】 Trametes hirsuta(アラゲカワラタケ) 同じTrametes hirsuta複合種に含まれる ロシアに分布する 担子胞子のサイズの範囲が重なる ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と傘表面の性状が異なる 本種と孔口の形態が異なる ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される