(仮訳)謎のトリュフ、Fevansia aurantiacaAlbatrellus系統に属する外生菌根菌である
Smith, ME., et al., 2013. The enigmatic truffle Fevansia aurantiaca is an ectomycorrhizal member of the Albatrellus lineage. Mycorrhiza. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s00572-013-0502-2 [Accessed May 14, 2014].
【R3-00711】2014/05/15投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

米国に分布する橙色のトリュフの稀産種、Fevansia aurantiacaの系統的位置づけを明らかにした。
本種は初め、イグチ目のショウロ属かAlpova属に関連があると考えられたが、それらとは形態が明らかに異なっていた。
LSUおよびITSに基づく分子系統解析で、本種は外生菌根菌のみで構成されるAlbatrellus系統に含まれたことから、本種も外生菌根菌だと考えられた。

(その他掲載種)

Fevansia aurantiaca Trappe & Castellano
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Albatrellus skamanius
稀産種である
米国の太平洋岸北西部に分布する
マツ科樹木と関係を持つ
子実体が帯橙色・帯赤色・帯褐色など
子実体が乾燥すると硬くなる
ITSおよびLSUに基づく分子系統解析で近縁(統計的支持は弱い)
本種と異なり地下生の腹菌ではなく、地上生で傘と柄のある子実体を形成する
ITSおよびLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される