(仮訳)オーストラリア東部で見出されたユーカリ潰瘍病の病原菌、Chrysoporthe cubensis
Pegg, GS. et al., 2010. The Eucalyptus canker pathogen Chrysoporthe cubensis discovered in eastern Australia. Australasian Plant Pathology. Available at: http://link.springer.com/article/10.1071/AP10004 [Accessed December 21, 2016].
【R3-03587】2016/12/21投稿

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3行まとめ

ユーカリの病原菌であるにもかかわらず従来原産地のオーストラリアでは稀で、西部地域から一度しか知られていなかったChrysoporthe cubensisを東部地域から初めて報告した。
ケアンズにおいて非在来種のTibouchina heteromalla(ノボタン科)に生じた病原菌を検討し、C. cubensisと同定した。
また、接種試験により本種がCorymbia属に対する病原性を有することが示された。

(オーストラリア東部、クイーンズランド州新産種)

Cryphonectria cubensis (Bruner) Hodges
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【よく似た種との区別】
Holocryphia eucalypti
オーストラリアに分布する
同じユーカリ属植物を宿主とする
宿主の幹に病害を引き起こす
宿主に傷を介して感染する