(仮訳)マッサリナ亜目と新科ロンギペディセタラ科の進化
Phukhamsakda, C. et al., 2016. The evolution of Massarineae with Longipedicellataceae fam. nov. Mycosphere. Available at: https://mycosphere.org/pdf/Mycosphere_7_11_7.pdf [Accessed June 12, 2021] 【R3-08497】2021/6/12投稿

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3行まとめ

マッサリナ亜目においてLongipedicellata属とPseudoxylomyces属を含む新科ロンギペディセタラ科を提唱した。
本科は淡水生菌で水没した木質残渣や稈に生じ、子嚢の柄が非常に長く、厚壁胞子様構造を形成することなどで特徴づけられた。
分子時計を用いて本亜目の各科の年代推定を実施したところ、ロンギペディセタラ科は始新世に起源を持つと考えられた。

(その他掲載種)

Longipedicellata aptrootii (K.D. Hyde & S.W. Wong) H. Zhang, K.D. Hyde & J.K. Liu
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【よく似た種との区別】
Pseudoxylomyces elegans
淡水生である
木質残渣に生息する
厚壁胞子様の構造を形成する
nrLSU+nrSSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり有性世代が知られていない
nrLSU+nrSSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される