(仮訳)南極産Aspicilia属およびOxneriaria属地衣
Øvstedal, DO. 2022. Pannaria crispella comb. nov. and P. campbelliana Hue, two overlooked lichens from New Zealand. Australasian Lichenology. Available at: https://www.anbg.gov.au/abrs/lichenlist/Australasian_Lichenology.html [Accessed November 25, 2022] 【R3-10091】2022/11/25投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

南極のサウス・オークニー諸島において乾燥したモレーン岩に生じた地衣の一種を検討し、Aspicilia gremmeniiとして新種記載した。
また、従来スヴァールバル諸島、北米、グリーンランド、中国から知られていたA. narssaquensisを南半球新産種として報告した。
他に調査地における既知種のOxneriaria virgineaを報告した。
Antarctica, Signy Island, Moraine Valley

(新種)

Aspicilia gremmenii Øvstedal
語源…オランダの植物学者、故N.J.M. Gremmen氏に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Aspicilia sublapponica
本種と異なり南極ではなく北極圏などに分布する
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり側糸が数珠状
本種と異なり地衣成分を欠くのではなく有する(スブスチクチン酸)
Oxneriaria dendroplaca
本種と異なり南極ではなくヨーロッパおよびロシアなどに分布する
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり地衣成分を欠くのではなく有する(スブスチクチン酸)
Aspicilia mendozae
本種と異なり南極ではなくアルゼンチンなどに分布する
本種より地衣体縁部の裂片が不明瞭である
本種より子嚢胞子のサイズがずっと小さい
Aspicilia malvinae
本種と異なり南極ではなくフォークランド諸島などに分布する
本種と異なり地衣体が平らに広がる小区画状
本種と異なり地衣成分を欠くのではなく有する(ヒポスチクチン酸)

(南半球、南極新産種)

Aspicilia narssaquensis (Lynge) J.W. Thomson
mycobank_logoSpecies_Fungorum

(その他掲載種)

Oxneriaria virginea (Hue) S.Y. Kondratyuk & L. Lőkös
mycobank_logoSpecies_Fungorum